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第5回福島チャンピオンズリーグ(福ちゃん)レポ

クリスマスに予定が入る未来は果たして来るのだろうか。

こんばんは、カイセです。今回は、第5回福島チャンピオンズリーグ(以下福ちゃん)に参加してきたので備忘録として書き残しておこうと思います。

結果だけ先に言うと、予選3勝3敗で決勝トーナメントはおろか勝ち越しすらできなかったという悲惨な結果に終わりました。

新しいスタンダードレギュレーションに移行してからの所感とか色々ゆるっと書いていこうと思うのでお時間のある方は読んでいってください。

ではいこう。

新スタンと環境予測

11月29日にスタンダードレギュレーションが変更になり、Aマークのカードが使えなくなりました。同時にルールが変更されました。

「先行1ターン目にサポートが使用不可」に。

それの影響で、今まで先行取ってウツギとかドロサポからのボール多投で展開していた進化ポケモン主体のデッキが使いにくくなるだろうと考えました。

あと剣盾シリーズの新カードとして公開されたこいつ。

ザシアン

ザシアンV。書いてあること全部強い。ふとうのつるぎのテキストの最後の一文は何度読み返しても手札に加えるって書いてありました。

そしてこれとアルセウス&ディアルガ&パルキア(以下三神)を組み合わせた三神ザシアンが強いのではないかということは恐らく全ポケカプレイヤーが考えたと思います。

ということで新スタンの最初は三神ザシアンを組むか、三神ザシアンに勝てるデッキを組むかというところから始まりました。

次に、シティリーグで話題になったこれらのカードを採用したデッキ。

タチフサグマ

最初に見た時はタチフサグマよりもジグザグマの方が「なんかこいつDPt時代のカードで見たことあるな」って感じで10点足りない打点を補うのに注目していましたが、シティリーグでタチフサグマが勝ち上がったのを見てそこで初めてタチフサグマの技がめっちゃ強いやんってことに気付きました。

モルペコ

ピッピ人形

モルペコは、どうやらモルペコとピッピ人形を組み合わせたデッキタイプがあるらしいよってことくらいは発売当初から耳に入ってきていたのですが、シティリーグを優勝したのを見て、どんなもんかしらと思って公開されたレシピを実際に組んで回したところかなり好感触でした。ただしめっちゃ時間がかかるため25分で終わらせるのは自分には厳しいだろうなということもうっすらとわかりました。

上記二つのデッキは初見殺し的な要素が大きく、対策を講じなければ詰みかねないデッキタイプであるため、頭の片隅に入れておく必要があると思いました。

タチフサグマとモルペコが話題になったあたりで自分でもぼちぼち新スタンを触り始めた結果、先行1ターン目にサポが使えないことよりも、相手のベンチポケモンを前に呼ぶ手段が乏しいことの方がつらく感じました。なんせこれまでぼくがポケモンカードをやってきた1年と10か月ほどの期間はグズマという裏を呼ぶつよつよカードが常にあったので。

WCS2019ではグズマがレギュ落ちしていたため、カスタムキャッチャーが後ろを呼ぶ手段として採用されていて、日本の新スタンでもカスタムキャッチャーが主な手段として用いられるのかと思っていましたが、博士の研究やデデンネとの相性が悪く、カスタムキャッチャーが採用されていないデッキレシピもそこそこ見かけるようになりました。

でも個人的な話をするとポケモンキャッチャーは信用できないと思います。一時期のルガゾロに採用されていたタイマーボールもコイン2回投げられるのにそこそこな回数2裏してクソって言ってたのに、もっと勝敗に直結するであろう相手の裏を呼ぶ方法をコインに任せるのはどうなんって。「キャッチャー表出なかったから負けましたわーw」なんて言うのも言われるのもヤダ。

話を環境予想に戻します。次にシティの上位入賞報告で目立ってきたのがこれらのカード。

ピカゼク

ピカゼクは、電磁レーダーという既存の強力なサーチカードと新登場のクイックボールのおかげでデッキのポケモン全てが容易に触れることや、博士の研究とデデンネによる圧倒的縦引き性能に加えてジラーチのねがいぼしまで繋げることで山のほとんどのカードを触ることができるなど、安定性速度共に優れていると考えました。

ミュウミュウ

ミュウミュウは以前からも器用さ火力兼ね備えた強いカードでした。クイックボールのハンドコストや、デデンネで手札を切ることが他のデッキに比べてデメリットになりにくいため、新環境でも相変わらず強いのだなと思わされました。特に炎エネと溶接工を中心とした通称レッドパーフェクションがシティリーグでもかなりの数上位に入賞していたため、対策は必須でした。

ピカゼクとミュウミュウに関しては、カードプールがある程度似ているWCSでも使用者が多かったため、どのような動きができるのかはなんとなく予想がつきました。

事前に考えていたのはこのくらい。

デッキ選択

てことで次に考えたのは自分が何を握るかです。

とりあえず新スタンを触るにあたって、WCSに参加された方のレシピを元にピカゼクを改造して使っていました。剣盾シリーズでも無事にエネルギーつけかえが再録されたこともあり、特に不満点もなく回すことができていました。強いて言うならやはりカスタムキャッチャーが博士の研究やデデンネに巻き込まれてトラッシュに行くことがそこそこ起こるために裏を呼ぶことのできる回数が限られるなぁというくらい。

ただ三神ザシアン相手には後攻1ターン目でフルドライブを三神に当てることによってそのまま押し切れると思ったのと、タチフサグマやモルペコ相手でもタッグボルトでサイド複数抜きすれば速度で押し勝てるだろうと思い、このまま福ちゃんはピカゼク握るかぁくらいに考えていました。

しかし直前にしょーへーさんと練習した結果、ぼくの構築ではどうやってもレッドパーフェクションに勝つことができませんでした。盤面のGXの数を絞れず、メガミミのジャンピングバルーンでピカゼクが倒され、返しでミュウミュウを倒すことができずにそのまま押し切られて負けるという展開が多発しました。

他のデッキもいくつか回してみましたが、三神ザシアンは最初に組んだヤーコン型がとにかく安定せず、初手にボールが来ないわサポも当たらんわで酷すぎたため、使用するに足る安定性を持った構築でなければ握れないなぁと思っていました。

モルペコも一応練習している中で回し方に慣れてくるのにしたがってプレイ速度は上がってはきたのですが、受け寄りのデッキはプレイが難しいのに加えてその中でも自分のプレイ時間は最小限に留められるようになるまで練度を上げなければいけないのがどうしても自分にはキツかったです。あと初見殺し要素が大きいのに既に有名になっているため、対策もほぼされきっている可能性がありました。

そもそもぼくが好きなデッキタイプが速くて火力があるやつなのに加えて、プレイング下手だしそこまで速くないしで、受け寄りのデッキは扱いきれる自信がありません。ルカメタザシアンが使用候補に入らなかったのもこの点からです。でもせめて1回は組んでみるべきだった。

いつもぼくが握るデッキを決めるときは、直前のシティリーグやCLの結果をもとに、公開されたデッキレシピから自分の好みに合ったデッキを探して、それをひたすら回してみて感触を確かめると同時にプレイングにある程度慣れてきたところで判断していたのですが、今回は剣盾シリーズに移ってから間もないため環境も二転三転し、かつCL愛知は福ちゃんの前日だったため、いつもの方法が全く使えませんでした。

CL愛知の結果を見て、公開されたデッキレシピを見てから自分で握るデッキを決めていたら練度や慣れが全く足りない状態で福ちゃんに挑むことになるのは明白だったので、そこはある程度諦めていましたが、何分ぼくは考察力も無ければ発想力も無いので、自分でデッキ構築を考えるということができません。シャドーボックスのミミッキュなんて1ミリも頭に浮かびませんでした。せいぜいが無人発電所くらい。

そんなこんなで握るデッキがなくなり、どうしようかな......と考えた結果、ぼくはあれこれ考えるのを放棄して、SORIくんがCL愛知に持ち込んだデッキをそのまま自分も使用することにしました。

てことで今回使用したデッキレシピがこちら。

第5回福ちゃんデッキレシピ

SORIくんが使用したレシピと59枚同じです。1枚違うのはぼくがスピナーを1枚しか持っていない貧乏人だったためエネ転になっているからです。実際に使用してみるとかなり安定感があったため、これでいこうと決めました。オルタ―ジェネシスを宣言してからそのまま制圧して2ターンで勝つことができたり、三神の圧倒的な加速性能やザシアンの火力など、三神ザシアンというデッキタイプはぼくの好みにもかなり合っていました。

カスタムキャッチャーを入れるかどうかは最後まで迷っていましたが、どこを削って入れようか考える時間と入れた状態で練習する時間が無かったため入れませんでした。ここだけはマジで後悔しています。オルタ―ジェネシスによって非GX・Vを許さないのも三神の強みなのだから、相手のTAGを倒した後ベンチにいる適当な非GX・Vを倒して勝つルートを辿れるカスタムキャッチャーは絶対に入れるべきでした。

当日の対戦

前日の夜にみつるさんと練習して、ルカメタザシアン強いなぁって思ってたらCL愛知でも準優勝していてあれこれどうやって勝つのって思いながら当日。今回はちゃんと十分な睡眠時間を取れましたがCL愛知の分析とかしなければいけなかったしむしろ寝てる場合では無かった。せめてCL愛知から一週間ずれてくれていたらなぁと思うけど後の祭り。

会場は前回に引き続きラコパふくしま。注意事項のnoteで駐車場いっぱいになるからかなり早めに来た方がいいよって書いてあったので気合入れて8時半に来たらスッカスカでした。暇しそうなら近くの公園で散歩してようかと思ったけどもうAcuteさんとかH2さんとかやまめさんが来ていたので合流して荷物運んだり名札のセッティングの手伝いやらしてました。

CL愛知の翌日ということもあり、人数も前回に比べて結構少なくなるのかなと思っていたらそれでも89人来たらしくすげぇなって思いました。愛知から帰ってきてそのまま福ちゃんに乗り込んできた人たちの体力はどうなっているんだ。若さってやつなのか。

諸々準備して対戦開始。

1回戦◯vsビクティニVレシリザ

タニグチさんと。後手。すごく見覚えがあるなぁと思っていたら、試合直前に第2回福ちゃんの準決勝で対戦した方だということを思い出した。

先2でビクティニVに前のジラーチが取られ、後2でオルター。相手キュウコンが立ち、後ろのザシアンが呼ばれてビクティニVに倒される。ただ相手展開のためにデデンネが出ていたのでグレキャで呼んでアルティメットレイで倒しつつ後ろのザシアンに加速。もう一度キュウコンを使われてまたザシアンが倒されるも、こちらのグレキャが2枚トラッシュにあるのを見てかもう1体デデンネを出してくれていたので、3枚目のグレキャを引き込んでデデンネ呼んで倒して勝ち。

2回戦Xvsルカメタザシアン

B兄さんと。後手。今回ゲストでいらっしゃるとは聞いていたけど当たるなんて思わないじゃん。第2回福ちゃんではかざぐるまさんと当たって、第4回福ちゃんではシティ優勝者のこうへいさんと当たってるのでゲスト強者と当たる何かでもあるのかしら。

相手のザシアンにちゃんとフライパンがついて、オルター込みキャリバーでも倒せなくなって嫌だなぁと思っていたらガラルニャースが出てきて死を覚悟する。三神に2枚エネ付けてオルターから入ろうかと思っていたけど、先にアルティメットレイでエネ補充したいなって思って後ろで構えていたらしっかりグレキャで呼ばれてフルメタルウォールでエネが吹き飛ぶ。

相手はそこから思ったように札が揃わなかったらしく、こちらもどう戦ったらええねんって感じだったのでお互いふとうのつるぎを宣言して終わるターンが数ターン続く。相手ふうせん付きのアブソル前で返してきたのでアルティメットレイで倒しつつエネ加速。これを書いている時点であれは釣り出しだったのではないかと思った。ジラーチの足回り回復できるぞヤッホホイとしか考えてなかったけどそのあとザシアンに三神を先殴りされてるんだよなぁ。

キャリバーで殴られたのをマオスイレンで下げつつキャリバーで殴るもカスタムキャッチャー揃えられててきっちり三神が落とされる。返しにザシアンで殴るも、こちらのザシアンはフライパンとフルメタルウォールのせいで相手のザシアンをワンパンできないのに対し、相手のザシアンはニャイキングの打点上昇のおかげでおまもりを貫通してこちらのザシアンをワンパンしてくる。てことで相手のザシアンにこちらのザシアンが吹っ飛ばされ、その時点で相手の盤面には3エネ付きザシアンが2体立っていたため入れ替えられなくてキャリバー連発できないっていう延命ルートも残っていなかったため投了。

カスタムキャッチャーが入っていればニャイキングを倒してサイド6→4からひたすらルカメタを狙って倒せればって感じだったので、そこでカスタムキャッチャー欲しいなぁって思った。

そこでお昼ご飯。1勝1敗で食べるご飯はあまりおいしくなかったです。

3回戦Xvsタチフサグマ

先手。ジグザグマに隠密フードがついた時点でほぼ負けを確信する。オルターからアルティメットレイで前のジラーチを取った返しにメイから隠密付きタチフサグマが完成して詰み。負け。

カスタムキャッチャー欲しいなぁって思った。(2回目)

4回戦◯vsマグカルゴコータス

先手。うねり出してオーロラ2枚貼ってオルター宣言まで順調。その返しのターンで相手がじならしでトップ固定するはずの札を手札に一度加えてからトップに戻し、その戻した札がちゃんとじならしの札なのかわからんかったのでジャッジを呼ぶ。そしたら他の卓でもジャッジ案件が起こっていたらしく、待っている間にかなり時間が経ってしまったため焦った。

ジャッジの処理が終わって試合再開したら相手が止まった様子だったので、アルティメットレイでザシアン2体準備しつつカルゴとコータス倒して勝ち。

5回戦◯vsアゴアクジ

すまいるさんと。後手。ボスラッシュかと一瞬思った。

お互い順調な立ち上がりから、こちらが貼ったうねりのおかげか先2で悪エネが付かず殴られずに済んだので後2でオルター。マリィ言われつつジェットピアスされるもトップでマオスイレンを引き、使用して回復しつつジラーチ前に出してデデチェンジしたら手貼り分のエネを引かずに死んだと思った。しかしジラーチのねがいぼしでエネ転を当てることに成功したので無事に手貼りしてアルティメットレイでアゴアクジを削る。このターンの引きめっちゃ強かったな。

相手引いてジラーチ前エンドだったのでアルティメットレイで倒し、アゴアクジで殴られたので入れ替え引き込んでザシアンで殴って勝ち。

6回戦Xvsピカゼク

あびーさんと。後手。前回対戦したときはべトンで蓋して終了って感じの対戦だったので今回は何色が見えるかなと思っていたら黄色でやべぇとなる。実はピカゼクは自分で使ってばっかりだったので相手に使われた経験がほぼ無いという。

うねりでサンダーマウンテン出されないようにしたおかげか初手の殴り始め遅れてくれたので後2でオルター。フルドライブ言われてしっかりマオスイレンで回復するところまではよかったが、ピカゼクにおまもりを貼られてザシアンでワンパンができなくなる。

こちらのグレキャ1枚目はデデンネに巻き込まれて、2枚目を使用して相手のデデンネを倒したのはよかったけど、相手それ以降デデンネを出さずに回されたので、ピカゼクを先殴りしてから最後詰める札として3枚目のグレキャは大切にしなければならなかったんだけど、疲れか集中の途切れかそこまで思考が回らず、ピカゼクを先殴りできる絶好のチャンスで意味のないフィオネを宣言してしまって、かつ焦って3枚目のグレキャをそこで消費してしまったため裏を呼ぶ手段が尽き、ピカゼクを削ったあとライライの麻痺で止められたのを解決できずタッグボルトで抜かれて負け。

てことで3勝3敗。最終戦のプレイングがマジでクソ雑魚すぎて死にたくなった。デッキ教えてくれたSORIくんにも申し訳なかった。

まとめ

過去最低成績でべこべこにへこんでいたため予選終わったあともう帰ろうと思っていましたが、CideRくんとみつるさんとほうほうさん決勝トナメ上がってるし見届けてから帰ろうと思っていたらあれよあれよと勝ち進み決勝はCideRくんvsみつるさん。うんざりプレマミラーが素敵でした。

決着がつく頃にはへこんでいた気持ちもどこへやら、またポケカしたい!って強く思っていました。決勝を戦ったのが違う二人だったらここまでやる気戻ってなかったと思うので、この決勝を見ることができてよかったです。

余談。前回の福ちゃんが終わったあとのインタビューでぼくが一方的にライバル宣言したCideRくん。忙しいにも関わらずしっかりデッキを考えてきて久しぶりのポケカで今回の準優勝はすごいとしか言いようがありません。

そしてここまでやってきた福ちゃんで、ぼくとCideRくんの間に笑えるけど笑えないジンクスが生まれつつあります。それは「片方が勝ち上がるときはもう片方がコケる」というものです。

第0回はぼくが3勝2敗でCideRくんが6位、第1回はぼくが決勝1没でCideRくんがベスト8、第2回はぼくが準優勝でCideRくんが1勝4敗、第3回はぼくが3勝2敗でCideRくんが4位、第4回はぼくが3位でCideRくんは諸事情により欠場。そして今回はぼくが3勝3敗でCideRくんが準優勝。

どっちかが勝つたびに「次はお互い勝ち上がって決勝トナメで会いたいね」って話をしているのですが、未だ実現できていないという。

福ちゃんポイントはまだギリギリぼくの方が上回ってはいるのですが、上手さは断然CideRくんの方が上なので、ぼくはその分多く練習して、ライバルって言ってても笑われないように頑張ろうと思います。

とはいえ今回に関しては明らかに練習、考察ともに不足していたのが明らかだし、反省点は山ほどあるので、次回以降はまた勝ち上がれるように頑張ります。

最後になりましたが、対戦していただいた方、お話していただいた方、運営の方、練習に付き合っていただいた方、ありがとうございました。

今回はこんなところで。

では。

ポケカやってるオタクの日記。