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外伝 超私的スキッパーキ1

運命?の日

2016年4月30日。この日は、4時半起きで5時出発。家族3人、慣れないクレートを片手に、往復11時間の旅でした。向こうでの滞在時間は1時間ちょっと。前もって、人の手を怖がる、なでられるのは嫌いと聞いていましたので、もしケージの奥にピッタリ背中をつけてぜんぜん近寄ってこない、近づくと唸るなどの行動があれば、子どもがいるだけに引取りはやめようと思っていました。

現地に着くと、1頭のスキッパーキがサークルに入れられていました。第一印象は、換毛期の抜け毛の束があちこちに浮き出ていて貧相な黒い犬というものでした。ゆっくり近寄ると、初対面にもかかわらず、尻尾がないお尻を振り振り、意外に人懐こい様子を見せてくれました。
もうこのときにウチノコに決まっちゃったのだと思います。
右前足が曲がっていて左右のバランスの悪さなどもあったのですが、もう貧相な黒い犬の雰囲気に心が動いてしまっていたから。

母犬も見せてもらいました。こちらは息子とは逆で、丸々、ムチムチ、ツヤツヤしていて、まさしく小熊!という感じでした。避妊手術したら太っちゃったと言っていました。父犬は亡くなったあとでした。

こうして、2014年9月15日生まれの黒い弾丸、ブラックデビルは我が家の一員となり、娘の名の一字から「海」をもらい、娘の宝物ということで「海瑠」という名前になったのでした。

帰りの海瑠の切符




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