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白トラ弐6 御和菓子司と白へび
彼女らが話したワードにピーン!と来る。
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日帰りで参加するにあたり、折角東京に行くのに足代を忘年会の為だけに使うのはさすがに勿体なく思い、早朝の便で上京し、どうしても行っておきたい2ヶ所に寄ってから忘年会会場の吉祥寺に来ている。先に寄った2ヶ所とは、『高田馬場ゲーセンミカド』とつつじヶ丘駅近くにある白へび一押しの『御和菓子司ささき』。
ゲーセンはさておき、『ささき』に着目する。まず、御菓子司とはヤフー知恵袋によると「おんかしつかさ」と読むらしい。意味は、同じく知恵袋によると、
昔、お菓子は今で言う国家公務員が作っていたらしいです。なので今でもお菓子を「御菓子」といい、製造者を「御菓子司」と言います。尊い物を作るという意味があるからです。「司」とは宮中に仕えるものの職位です。なので、格式の高い菓子屋さんの事を「御菓子司」というようです。
※参照先↓
『ささき』では『御和菓子司』となっているので「おんわがしつかさ」とお読みするのがイイのかな?と思う。
白へびは当時勤めていたゲーム開発会社で在宅勤務が始まった2020年4月以来、2021年12月24日のつつじヶ丘の部屋を引き払うその日まで、毎日のようにその団子屋さんに通い詰め、とうとう財布を忘れても付けで団子を食べさせていただけるほどの常客に一気に昇格したほどだった。
付けでモノを食べるなんて初めてだった。そんなことをしている自分が申し訳なく、付けをしたのは後にも先にも人生でその一回だけだ。
お店の人からは「学生さんかしら?若いのに和菓子に興味があるなんて珍しいと思ってたわ」と言われたこともある。白へびの見た目は、何も言わなければ学生か社会人なのかよく分からない感じらしい。
つづく
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