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白トラ弐3 お叱りを受ける

 忘年会によって得られた収穫は主に三つあったような気がする。「宇宙語」「お叱り」「始めたら良いこと」とりあえず表題にある『お叱りを受ける』お話をしてみる。

 忘年会の会場は吉祥寺にある一件のBarだった。ここに来るのは何年ぶりだろうか、オーラリーディングの講習に参加するために来て以来で‥4~5年ぶりだったか。

 老落男女(ろうらくなんにょ)12人くらい集まるというが、スタメンは7人。男性は白へびを含め3人だけで『両手両足に花』だった。というか隣に座ったお姉さんが笑いながらそう言った。

 何となく誘導されて何となく座る。座った正面に向き合うように座った女性が日本美人というにふさわしい落ち着きをもたらす見事な顔立ちだった。この人‥なんか見覚えがあるような‥しかし初対面なのだ。
 白へびは一言声をかけてみた。
「会ったことある感じが‥?」
「でしょ?(笑」
正面の女性は小刻みにうなずきながら答えた。

 この会で白へびが事前に知り合っている人は12人中3人だけだったが、参加者が全員揃った時ですら誰一人としてよそよそしい感じがしないのだ。みんな導かれし者達なんだなぁ~と、ドラクエのサブタイトルみたいな言葉が頭をよぎった。

 そして、皆共通して現代地球で常識とされてきた人間社会システムを超越した5次元の視点をしっかり発動している人たちで、出る単語出る単語‥どれもこれも普通に通じてしまうのだ。本当に楽な会になった。

 さて、この白へびにお叱りをもたらしたのは正(まさ)しく正面に向き合うようにたまたま座ったその日本美人の女性だった。

 つづく

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