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白トラ弐12 宇宙語を話す女性

 何をもって『宇宙語』と判定するのか‥?まずそういうのがあるかもしれない。

 忘年会に参加した者はみな、導き手となりうるライトワーカーとして大なり小なり何らかのお仕事なり活動なりを行っている人達。または、そういう意識を持って生活している人たちだ。

 同席する人たちの前で『宇宙語』を披露(ひろう)して下さった女性。その人はご年配の方だった。白髪にして、たっぷり生えそろった髪の毛を持つ人だ。

 聞くとその女性、やはりスピ系の何らかの講座を受けに行った時期があるらしく、ある日の講座で講師と突然『宇宙語』で30分程度会話したという。教室内に他の生徒さんも多数いた中でのことだった。

「突然なの!それまで宇宙語なんて話したことも無い。いきなり何で自分が話せるのかも分からない。けど、つらつら出てくるの!」
と語る。
 その後は、すっかり言語が定着したらしく、というか初めて話した時を境(さかい)にいつでも話せるようになったのだそうだ。

 忘年会の席で実際にその『宇宙語』なる言語を一節聞かせていただいた。
 正直何を喋っているのかはサッパリ??だったが、疑わしく抵抗するモノでもない感覚だった。
 というのも、一つの言語としてのまとまりを感じたからだ。

 つづく

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