EP06 もう死のうかなの話

みなさんは自分の死生観をお持ちでしょうか。

大前提として、私は死ぬ気はさらさらありません。
なぜなら、死ぬことは往々にして痛みを伴うからです。
痛みは私にとって天敵です。
むしろ人間として、動物として当たり前のことなのかもしれません。

安易な疑問としてよく「人はなぜ生きるか」というものがあります。
私のアンサーは「(痛みが嫌だから)死なないために生きる」です。

まぁ、今回はこの命題に対するお話ではなく、「死」についてなのです。

ここまで、「死ぬつもりはない」と言い続けてきましたが、痛みを伴わなければもうとっくに死んでいると思います。
無宗教ですが、どっかの経典のように「死こそ最大の救済」と考えるタチでして、死は日常からの逃避手段になり得るなと思ってしまうのです。

なんだか全部疲れちゃうことってあるじゃないですか。
「自分よりも大変な人は沢山いる」と思う反面、
「耐えられるキャパシティはそれぞれなのでそんなこと考えられない」とも思います。

それに、死は必ずしもマイナスからくるものでもないと思います。
燃え尽き症候群的な達成感や幸福感による現状への納得ですら死ぬ理由になると思うのです。

少しズレますが、私は今なら自分の死を悲しんでくれる人が少なからずいる自信があります。
だから周りの人に囲まれるうちに死にたいなと。

そして、今、私は
「好きだった話の結末を見届けた」「とても楽しみにしてたイベントが終わった」
といった具合にある種放心状態なのです。

それに、どこかしんどいところがあるのも本当です。

私たちが進む先は必ずしも希望に溢れているのでしょうか
もしかしたら今が絶頂なのでは
そこまでして命に固執する意味は
なにを求めているのか、なにになりたいのか
どうしてそうならなければいけないのか

今一度、自己を見返す時間が私たちには必要なのです。

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