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意外だったAzureAD IdentityProtectionに必要なライセンス

今日の学び。

結論から

AzureAD IdentityProtectionの機能を使うには、
Protectionされる一般ユーザーにも、
Protectionされた結果を見る管理ユーザーにも、
PremiumP2のライセンスが必要です。


この機能を使用するには、Azure AD Premium P2 ライセンスが必要です。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/identity-protection/overview-identity-protection#license-requirements

では、テナント内に、
AzureADFreeのID(とてもたくさん)
AzureADPremiumP1(たくさん)
AzureADPremiumP2(すこしだけ)
のライセンスを保持するユーザーがいた場合どうなるか。

MSのサポートに問い合わせたところ、
仕様上、IdentityProtectionの画面から「概要」や「危険なユーザー」の詳細ドロアーを閲覧することができます。

しかし、ライセンスの観点から
「AzureADPremiumP2を付与されていないユーザー」の情報に対して
「AzureADPremiumP2を付与されていないユーザー」が閲覧することはNGとのこと。

AzureADPremiumP2を保持するテナントだと、「AzureADPremiumP2を付与されていないユーザー」がいようといまいと、
テナントのレベルとしてはPremiumP2になる。
この場合、ユーザーごとにIdentityProtectionの機能制御はされず、全部のユーザーで、PremiumP2で提供される情報が利用可能になる(なってしまう)

経緯

こんなAzureADサポートブログの記事が公開されており、IdentityProtectionで、自社でのリスクチェックができるか?というのが話題になったのがきっかけ。

LogAnalytics使ってなかなか便利にリスク検出ができるかも?と考えながら
調べたところ、どうやらIdentityProtectionをフルフル使うには、自社環境ではかなり少数しかないP2ライセンスが必要との記載を発見。

P1・Freeでは利用不可or限定的な機能しか使えない

ただ、実際に操作をしてみるとIdentityProtectionの画面から「概要」や「危険なユーザー」の詳細ドロアーを閲覧することができます。

これ、見ていいの?ダメなの?どっちだろ・・と思って問い合わせた結果が冒頭の内容でした。

意外と知らずに見ている人多いんじゃないだろうか。

うまくいかないものだなぁ。

今後のアクション

本来ライセンスが必要な情報の表示を、無いのにできてしまうというのは仕様としてどうなのだろう?素直にそれを応対してくれたサポートご担当に伝えてみようと思います。

結局テナント単位とユーザー単位のライセンスという考え方が理解しきれていないため、調査をしてみる。


(とりあえず、1本、本日得た知識を書いてみる。50分くらいかかった。も少し、ハードルを下げないと続かない懸念。
それと同時に、自分の中でまとまってなかったのだなと実感。)

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