十牛図第八図メモ

松村先生の本から、ちょっとメモを取った物を。
興味のある方には役立つかもという事で、たまにはシェア(笑)

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十牛図の第八図「人牛倶忘」。円が書かれている。
これには二つの意味がある。

①7図の家を出た後、満月の光に照らされた野原を歩いている。
②円、ゼロ。愚者のカードの様に、コスモスの境界の向こう側を意識する。

*第八図は自己喪失を意味する。
ここでは主体と客体の関係し絵が明確に線引きできなくなる。
・それは家を捨てたから。家は作った社会的な人格。
 その後、夢遊病のように過ごすことになる。

*作った社会的な人格をなぜ捨てた?  
大地から構築された自我でなく、宇宙的な領域からやってきた、よりどころを探すために探索の旅に出たから。
各地を回ってもこの宇宙的な領域からやってきた、より所は見つからない。
むしろ、もう自己喪失して、主体と客体の関係を溶かしてしまうしかない。

・円が示すような外宇宙との関係を意識するので、別次元の情報も大量に流れてくる。
社会に属している人には理解されないし、むしろ引いてゆく。
自我溶解は伝播してしまい、多くの人を惑わすからで、今後の生活の安定を目指す人は、決してこの人に耳を傾けてはいけないのである。

「数の原理でよむタロットカード」よりメモ。



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