そこから未来は広がっていく。
占いの鑑定を受けたものの、とても酷い結果を叩きつけられたという人から相談をいただいたことがあります。ひとりだけではなくて、そういう人がこれまで何人もいました。みんな駆け込み寺みたいに僕のところにやって来たのです。
話をうかがったところ、単に酷い結果というだけではなくて、その人の存在価値自体を否定するようなことを言われたとのこと。相談者のひとりは超有名な占い師に鑑定してもらったところ、酷い言葉を一方的で断定的に叩きつけられただけで、解決法のようなものは何も示してもらえなかったのだそうです。内容を書くのは控えますが、それを聞いていた僕は憤りのようなものを感じました。
何のための占いなんだろうと思うんです。そのような酷い占いはクライアントを救済するためのものではなく、占い師のエゴや支配のためのものでしかないように思えます。
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僕がマナカードと巡り会う何年も前、その頃親しかった知人が副業で占い師をやっていたのですが、僕の職場の女性にそのことを話したら、ぜひ鑑定して欲しいから紹介してと頼まれたので紹介しました。
ですが、占いの結果があまりにも酷かったったらしく、職場の女性が激怒してしまったのです。なんて言われたのかを聞いてみたところ、それを言っちゃダメでしょうという内容を包み隠さず伝えていました。職場の女性の存在価値を否定することに繋がるような、人生をそこで打ち止めにするような、なんの可能性の欠片も慈悲もない言葉でした。たとえ結果が芳しくない者であったとしても、伝え方や言葉の選び方があるでしょうにと僕は思うのですが、占い師の知人にはそういう配慮がまったくなかったのです。
僕が考える占いというものは、たとえクライアントさんの可能性が限られた状況であったとしても、そこから何が可能なのかを見つけ出して、未来を広げていくための道案内をする者だと思っています。占い師のエゴや支配になってはいけないってことです。マナカードリーディングをやるようになってから、そこの部分はかなり注意しています。
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Maribrengaëlさんとこれまで8年つくり続けている「宇宙詠みチャート」も、まさにそういう部分を意識してつくっています。事実や結果を見る人に断定的に押しつけるのではなく、限られた状況下において何をすべきなのかを提示する、提案するようなものにしたいと思っているからです。
たとえ現状が限られていたとしても、未来も限られたままとは限りません。そこから未来は広がっていくものかもしれません。そんなきっかけをつくるのが「宇宙詠みチャート」です。
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