田舎の牢獄から東京に脱出して生き延びた50代サバイバル記始めます

「ロジック図解コンサルタント」を自称して、ロジカル・コミュニケーションに関わる仕事をしている開米瑞浩です。このたび、

田舎の牢獄から東京に脱出して生き延びた50代サバイバル記

というシリーズの記事をいくつか書くことにしました。複数あるのでマガジンにします。名前が長いのでそのうち縮めるかもしれませんが。ひとまずこの名前で行きます。

なぜこんなことを書こうと思ったか?

「田舎の牢獄」とか「東京に脱出」「生き延びた」にしても、あんまり穏やかじゃない言葉が並んでますし、いったい何の話だろう? と思われることでしょう。

でも、これ、いずれも事実なんですよ。私は「牢獄のような田舎」から「東京に脱出」してどうにか「生き延びた」そんな人間です。本職のロジック図解とは何の関係もありませんが、そのことも書かなければいけない、書いておこう、と2020年が明けて私はそう考えました。

なぜそう考えたのかというと理由は2つ。

1つは、同じように今現在「田舎の牢獄」で苦しんでいる人にとって何かの役に立てばいいな、ということ。「田舎の牢獄」を抜け出そうとする当事者に、あるいはその人を支援しようとする周囲に読んで欲しいということです。

2つめは、死にかけたからです。2019年の末に私はある病気をしまして1ヶ月近く入院していました。自分ではそこまでの緊迫感はなかったのですが、悪くすれば死ぬか重い後遺症が残るかそんな事態もあり得たそうです。今は退院して、多少節制をしているぐらいで普通に生活も仕事もしていますが、運が悪ければ今はこの世にいなかったかもしれません。であれば、まだ体と頭が動くうちに、自分にしか書けない、人の役に立ちそうなことは書いておこう。そのために40年近く黙っていた封印を解こう、と、そう考えたのです。

封印?

「封印」というのも、なんだか大げさな単語です。記者会見でも開いて真実を語ります、みたいな雰囲気がありますね。

でも実際私は「田舎の牢獄」の話はずっと封印してきたのです。誰にとっても楽しい話ではありませんし、わざわざ人に喋るようなことではない。と考えて、四捨五入すれば40年の間ずっと黙っていました。でも、その封印を解くことにしました。理由は既に書いた2つ、今現に苦しんでいる当事者には役に立つだろうということと、自分が死にかけて人生観が多少変わったことです。天からもらったこの命が使えるうちに、やれることをしておこうと思います。

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