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エンドロールの続き (グジャラート映画)

去年の11月に、所用があって東大のインド近代史の先生のところにお伺いした時、「こんな映画を今度日本でも上映するみたいですよ」と教えて頂いてからずっと楽しみにしていたのですが、先週末、やっと映画館で見ることができました。
映画『エンドロールのつづき』公式サイト|2023年1月20日(金)公開 (shochiku.co.jp)

グジャラートの田舎の駅で、旅客向けにチャイを売っている父親の手伝いをしている少年が、一度だけ家族で映画を見に行ったのをきっかけに映画に夢中になって・・・ という映画。
作中で出てくる子供たちは、本当の村の子供をキャストしたみたいですね。主人公の少年も、本当に駅でチャイを売っていて、映画は見たことなかったんだとか。


まずは作中で出てくる映画が懐かしくて。Jodhaa Akbar 
Jodhaa Akbar (2008) - IMDb
とか。自分がインド映画を見始めた頃、最初に見た豪華絢爛映画の一つ。

一応、監督の自伝的作品という触れ込みなのですが、
もうかなりベテランの方なので、
彼にとっての思い出の映画は、
実際にはもっと古い映画だろうと思われますけれど。

インド映画で、多少音楽・踊りもありますが、
基本的には静かな、しっとりした、映画。
しっかり最後まで見ると、タイトルの意味も、なるほどな、と思わされる。
風景はインドの田舎ですが、
インドファンだけでなく、どなたにでも楽しめる映画だと思います。
コマーシャルな映画ではないので、なかなか大ヒットというわけにはいかないのでしょうけれど、
これはぜひ、沢山の方に見ていただきたいですね。

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