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老稚園改めデイサービス#介護ブログ

預金残高0円から2ヶ月が経とうとしていた。
年金支給日が近づくにつれ、手持ち金が少なくなり私への攻撃が激化する。
軽くうつ状態と化す私。この間のさまざまな事件と行政の対応、病院の対応、私がヘルプを求めた機関については追々書いていきます。
今日はデイサービスデビューの日。
予想通り行くのを渋る。
「今日は体調が悪い。こんな日に行ったら熱が出る」と。
ここまでは想定内。
お迎えの車が来る。
「おはようございます〜、ふたえさん!今日お会いするの楽しみにしてました〜。いやぁ、肌ツヤお綺麗ですね。化粧品は何を使っておられますの?私もバレーボールしてたんですよ、気が合いそう。ポジションはどこでしたか?」
体育会系の超明るいスタッフがドカドカと家の中へ。
緊張と不安で手が震える高齢者に矢継ぎ早に質問を被せ、
「ちょっと行く気になってこられましたよ」と、目配せ。
「私、ふたえさん大好き。気が合いそう」とスタッフが言えば、
「私はもう長生きしないから」と必死で返す母。
「そうですかぁ、私達、高齢者の皆さんから元気をいただいてるんですよ〜」とスタッフ。
(うそやん、元気吸い取られてるでしょーと突っ込む私)
朝食をダラダラ食べ、行くのを全力で拒否する母にバナナを持たせて、
ほどなく合法的に連行されていきました。
スバラシイ、デイサービス!
噂には聞いていたが、
まるで初登園の園児をものの見事に泣き止ませて手なづける保育士さんのよう。
そう、デイサービスは老稚園なのだ。しかも、家まで迎えにきてくれる!
2階で様子を見守っていた私は笑いが止まらない。
昨夜は張り切って準備をしていたのに。
認知症ジェットコースター恐るべし。
そして予想通りニコニコで朝のスタッフと腕組みして帰ってきたくだりは少し後で書きます。

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