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ツンデレの行く先。

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ときめき、とは。

思いもよらぬ人からのお誘い、
ギャップ、
仕草 etc...

無限にあるそれは
もはや恋だけじゃないのかも……
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ぼくは仕事終わり、飲みに行く感じじゃなくて
真っ直ぐお家に帰る時
必ず寄る店がある。

「セブンイレブン 三篠1丁目店」だ。

毎回仕事終わり、気だるくチャリを漕ぎながら
店の前の、世界一短い横断歩道みたいなやつの
所にチャリを起き、イヤホンを外し、
入店。
店内で手指の消毒をした後、
必ず雑誌コーナーを通り缶チューハイ。
新作があればソレだが、
無ければいつものセブンブランドの
グレープフルーツ味のやつ。

そして野菜の弁当?を買う。
ラーサラとかスパサラみたいなやつが好き。

これが日々の仕事終わりのルーティーン。

セブンイレブン三篠一丁目店は
かつて
ドッグフード買い太郎+その他多数と
目の前のスーパー、フジのベンチで
呑んでたら警察がゲストに来た事があった
話は別に今いいか。。

その後場所を変えて、
酒に酔ったぼくが
公園の桜の木をつっぱり稽古してた
話も別に今いいか。。

その公園は実は、
ぼくが好きな子に対して
悩んでた頃にジャッキーさんに
夜中まで相談乗って貰った公園って
話も別に今いいか。。

その公園は実は、
飲み屋で言い寄られた女子大生と
いい感じの雰囲気で飲んでた公園って
話も別に今いいか。。

その公園は実は、
昼間散歩してて、漫画読もうと、
その公園にたちより、
机と椅子がある所で漫画読んでたら、
程なくしてやってきたおじいさんが
アイスコーヒーでうがいし始めた
話も別に今いいか。。

セブンイレブン三篠一丁目店のはなし。

今日もぼくがいつも通り仕事に疲れて
サラダとお酒だけ買って帰ろうとして寄った。

そのセブンイレブンは、同じ時間帯にいくから
シフトの感じはあるが、だいたい同じ人。

「あっ、今日はあの人とあの人なのか」
「おっ、この組み合わせは珍しい……」
「……えっ、誰?初めて見る……え、緊張」
みたいなことを毎回、思うのだ。

もれなく、全員男だ。
安心してほしい(?)。

もう少し先の、家の近くのセブンイレブンに行くと
ウイスキーが豊富なセブンイレブンが
あるんだけど、まぁいい。

その日も、仕事おわり。
結構遅くに終わった夜。

その日も、グレープフルーツの
缶チューハイとスパサラを買った。

このセブンイレブン三篠一丁目店には
接客に少しクセのある店員さんがいる。

「ありいさん」だ。

「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」
のイントネーションが少し独特なのだ。

割と歳もうえ、位も上だと思う。

正直、愛想はない。

淡々と仕事をこなし、たまに若い衆と雑談をし、
レジに客が並べば、
スっとレジにはいり
「こちらどうぞ〜」という
気配りも出来る。


が、愛想はない。

まあコンビニにそこまで求めてない自分も
いるし、同じ人間、同じ接客業。
わかる。

仕事といえど、生活のちょっとした隙間を
担っていてくれるコンビニ様。

自分もコンビニでバイトしていた時分がある故、
ぼくが客の立場であっても
お会計後の
「ありがとうございました」は
店員より先に言うようにしてる。

その一言だけで、コンビニ店員は救われる。

次のレジが楽しくなるのだ。

いやまて、そんなことはどうでもいい。
この「ありいさん」だ。

「ありいさん」は会計時のクセが強い。
一通り商品のバーコードをスキャンした後、
目や態度で詰め寄るのだ。
プレッシャー……。

ぼくも最初「うわ、なんだこの人……」と思った。
この人のレジはなるべく避けてたほど。

怖いわけじゃなく、エコバック必須な今、
バックに商品を納める時間、
お金を出す時間、
全てを急かされているような感覚になる、
そうゆう詰め寄り方をするのだ。

自ずと「すみません……」て言っちゃう。

そんな「ありいさん」。
……ほんとにごめんなさい。
ぼくの、ただの偏見でした。

ぼくは、極度のセブンイレブンユーザーなので
スマホアプリを登録している。
セブンイレブンで商品を買う時に一緒に
店員さんに見せればポイントも貯まり、
特典も得られるもの。

普段はいつも見せてました。

でも、その日は忘れてて、
会計の途中で気づいたけど
なんとなく「ありいさん」だし、
まぁいっか、と思っていました。

「ありい……」

「ありいさん」のことを好きになった瞬間。

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ときめきは、
おっさんにあらず。
否、
おっさんにも、ときめく30代。
こうゆう、ホスピタリティが、
心を救います。
見習おう。

まぁただ、ありいさんの接客は
心が無さすぎるからそこは勉強させて頂きます!
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