10年以上経って、速水ヒロに落ちた話

りんねちゃんとジュネ様についての記事を書こうと思っていたのですが、今回は

「速水ヒロのことを随分と時間が経ってから好きになった話」

をしようと思います。

※この記事には『プリティーリズム・レインボーライブ』、『キンプリ』作品のネタバレが含まれます。
また、初見が10年以上前のため、ところどころ記憶が捏造されている場合があります。


第一印象

女児時代の第一印象は、「なんなのこの人!」です。

特に印象に残っている出来事は、やはり「pride」盗作事件ですかね…。

女児時代の私は、正直「嫌い」とまではいかなかったのですが、「悪い人」として映っていました。最初はかっこよく映っていた人が、私の中で一瞬にして悪者になりました。今でも忘れられません。

過去作では、男子プリズムスタァがソロでショーをする機会が(確か)なかったということと、「pride」の自作発言が重なって、一番印象に残っていたのだと思います。

実は女児時代、神浜コウジのことが好きだったということもあり、「好きなキャラクターが作った楽曲を盗んだ」という出来事もあったからなのではないかと、今振り返れば思います。
(その後、涼野いとと結ばれたことから、神浜コウジのしあわせを祈ることになるのですが…)

そんなわけで、私の中で速水ヒロという人は、かなり印象が悪かったキャラクターです。


好きになれたのはなぜか?

私が速水ヒロのことが好きになれたのは、間違いなく「45話」です。

自分の過ちを認め、謝罪し、自分の人生をかけてまで法月仁のことを告発したことです。
「これで印象が変わるのか?」という方もいるかもしれないのですが、当時は女児、悪い人が素直に謝ったり、勇気ある行動を取ったりしたら、すぐに掌を返すもの(だと思っています)。
その後披露されたプリズムショーまでの演出(「作詞作曲は〜?」のコーレス)も、私としては良かったのではないかと思っています。

また、彩瀬なるをはじめとした、ハッピーレイン♪がプリズムクイーンカップに出場できることになったのも大きいのかもしれません。


転機となった『キンプリ』作品

私は、「レインボーライブという作品が10周年という節目」がきっかけで、『キンプリ』作品を視聴することになります。

あのオバレが主人公、新キャラが登場、また、その中にユウくんもいる

という情報は知っていたのですが、正直観る気はありませんでした。

それでも観ようと思えたのは、

「知っているキャラクターたちの活躍や、女子プリズムスタァの姿を少しでも観ることができたら」

というきっかけがあったからです。
そして、このきっかけができて本当に良かったと思っています。
ずっと観ようとしていなかった自分に腹が立ったくらい、素敵な作品とキャラクターに出会えました。
香賀美タイガを見た目から好きになった私は、見た目はもちろん、行動や言動がとても可愛く感じて仕方がなかったのです。


でも、推し(蓮城寺べる)のことを話すとなると、やはり切っても切り離せない存在の速水ヒロという男。

『キンプラ』では、自身の代表曲である「pride」が歌えないという絶対絶命な状況。
にも関わらず、彼がステージで歌ったのは「pride」。
直前の如月ルヰの言葉もあってのことですが、初見時は「本当に失格になってしまうのではないか」と、かなり心配したものです。

しかし、その裏では十王院カケルが裏で動いてくれていたのです。
その後知ったエピソードのこともあり、彼には感謝してもしきれません。

ヒロの煌めきから生み出されたコウジとカヅキ。
最初は独りで踊っていたのに、晴れ舞台ではこの2人と踊っているという事実に、涙腺は崩壊。
そして、圧巻の4連続ジャンプ。
途中の像では、見慣れたキャラクターたちが「プリズムクイーンカップのときと同じような女神として」会場を囲っているところを観てまた涙。
ヒロが彩瀬なる像と蓮城寺べる像の間を通った瞬間は、今でも何度も巻き戻すぐらい大好きなシーンです。
そして、飛び跳ねる蓮城寺べるの妖精もいる。最初、幻覚なのではないかと思って、何度も巻き戻したり、スロー再生を繰り返しました。

コウジからはマントを、カヅキからは剣を受け取り、階段を登るヒロを観て、

「あの速水ヒロが、やっとプリズムキングになる」

その事実だけで、もう涙で画面は観えなくなっていました。

プリズムの女神からの祝福もありました。
その女神は、過去作で観てきたあの人。
涙は止まらず、演技終了。

スコア発表からの、如月ルヰから「キングは君だよ」と言われた瞬間。
またもや過去作で観たあそこだと。

こうして私は、速水ヒロという1人のプリズムスタァが、「男子プリズムスタァの頂点に立つところ」を見届けることができました。


エンディングでは、速水ヒロが彼女と握手をしているシーンがあります。
あのシーンは私にとっては、最高の瞬間で。
エンドロールに映る一枚の絵。それだけかもしれないけれど。

「彼はやっとスタートラインに立てたのかもしれない」

なんて思いました。


速水ヒロに関するツイートが止まらない

私は『SSS』視聴後に、プリリズを中心につぶやくアカウントを作成しました。

そうしたらもう速水ヒロへの思いが止まらない、止まらない。
一番最初に投稿したnoteは「私から見た速水ヒロ像」だし、Twitterでも蓮城寺べるのことの次に、彼のことについてツイートしていたのです。

たくさん彼に関するツイートをしたのち、「もう速水ヒロ推しを名乗るレベルでは?」とツイート。
速水ヒロ推しの相互さまからの言葉を受けて、私は速水ヒロ推しを名乗れることに。

最初は印象が最悪だったキャラクターだったのに、10年の時が経ち、まさか推しになるとは。
今年一番のニュースといっても過言ではありません。
それぐらい、私にとって衝撃的な出来事です。

ただ推しのことが好きで、推しのことについて話すとなると、彼の存在は必須。
そう思っていましたが…。

よくよく考えれば、自分のどこかで速水ヒロへの気持ち(というのか、感情というのか)に素直になれていなかった、気づけていなかった(もしくは、気づかないようにしていた)のだと思います。

こうして私は、速水ヒロを「推し」として応援することになったのです。


終わりに

このような出来事があり、私は速水ヒロへと落ちたわけです。

速水ヒロを推すことになるとは、数日前は想像していませんでしたし、レインボーライブをリアタイしていた女児時代の私に聞かせたら、「はあ!?」なんて言われるかもしれない。

それぐらい、速水ヒロという男は、遠い存在でした。(この表現があっているかはわかりませんが…)

なんか違うかもしれない。近くて、遠い存在という方が合っているような気がする。
ずっと近くにあったのに、今気づくということは、そういうことだと私は思うことにします。

これからは蓮城寺べるはもちろん、速水ヒロをはじめとした、たくさんのプリズムスタァを愛していきたいです。

夏の新作もどのような物語が展開されるかわかりませんが、最推しの2人がもっと愛されるようなキャラクターでありますように。


気づいたら、もう3000字近くもこの文章を書いていました。
一部は「私から見た速水ヒロ像」と同じことを書きましたが、ところどころ補足したつもりです。

最後に、初見が10年以上前、記憶が曖昧な部分もあり、「こんなシーン存在しない!」なんてことを書いていたり、解釈違いがあったりしたかもしれません。
それでも、読んでくださりありがとうございました。


次は何の記事を書くかは分かりませんが、

「私から見たレインボーライブのプリズムスタァ〜りんね・天羽ジュネ編」

は絶対に書きあげたいと思っています。

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