南フランスめぐりを終えて
2019年12月26日にニースに入り、マルセイユを経由しアヴィニヨンに滞在した南フランスの旅行をしてきました。年をまたいだ1月2日には、スペインのバルセロナに向かいました。
何か月間か、場合によっては何年も時間をかける、特に若い人のバックパッカーの旅を別にすれば、行き帰りを含めトータル13日間に及ぶ旅行は、かなり長いほうで、かなり思い切った旅となりました。
ヨーロッパは1995年以来、25年ぶりとなりますので、せっかく行くのに5日とか7日ではちょっともったいない、9日程度とは思っていましたが、2週間近くになるとは考えていませんでした。ぜいたくを言えば、12月の下旬に出て、大晦日やお正月は日本で過ごしたいわけですが、12月後半はそれなりに多忙で、出発日と帰国日が日本の年末年始に重なると航空運賃が割高になる期間を挟み込むことによって避けてつつ、なんとか仕事とも重ならないよう日を選んでいたらこのようになっていました。
初めは、1人で道に迷ったり、あそこに行こうか、やっぱりやめとこうかと現地で考えたり、無駄足をして時間を浪費するよりは効率的に旅をしようかと、パッケージツアーにしようと思っていたのです。が、結局、JTB様には航空券とニース、アヴィニヨンのホテルをそれぞれ3泊、アヴィニヨン・バルセロナ間のTGVの予約のみをお願いする個人旅行としました。しかし、通常の旅行よりは長い分、途中で鉄道のストに遭っても、日をずらすことができました。最近は、手近なところで日数は最小限にコンパクトにまとめた旅行をしてきたせいか、中途半端に長い日程に戸惑いながらの行程になったことは否めません。
また、フランスは思いのほか物価が高く、ちょっとおいしそうなサンドイッチ1個とコーヒーを買うだけ8€(パン5+コーヒー3€)で日本円にして1000円ぐらいになるし、駅でトイレに行くごとに1€ぐらいかかるなど、3食外食となる旅行中はお金が飛ぶように出ていきます。そのため、旅行中の小遣いの残り具合をマネジメントしていくことが手間で、ケチらなくてもよいところでケチったりするのはストレスですね。ホテルの朝食をのぞき、ちゃんとしたレストランには一度も入らず、ほとんどはパン屋さんで間に合わせていました。
そのせいか、終わってみれば、残りすぎるほどユーロを残して帰国してしまいました。
しかし、旅は羽を伸ばし、存分に楽しみたいものですね。
久しぶりの一人旅でしたが、結婚後は、わたしには選択権は与えられないまま、ヨメが思いついたところに連れて行ってもらうだけの旅行に慣れきっていた者には、おまかせ旅行がいかに楽だったかを、今回、身を持って知りました。自由である自己管理のほうにけっこうストレスを感じてしまう今があり、もう一人旅は無理男になってしまっていたのかもしれません。
そして、こうも思いました。
この旅を下見とし、今度は同じところにヨメと来ることはできないだろうか、ということです。そうすると、今回、失敗したり、後悔したところには行かず、できなかったことはする(ちょっと贅沢な食事をする等々)とか、無駄は排除して、より意味のあること、より満足度の高い旅とすることができるのではないか、と思うわけです。(南フランス編 終了)
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