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日本から欧州に飛ぶのは初めて

わたし、これまで、日本からは、北米かアジア域内に向けた飛行機ばかりで、日本からいきなり欧州に飛ぶというのは初めてだったんです。で、驚いたこと、感動したこと。

聞こえてくるのはフランス語ばかり!

出国手続きを済ませてエールフランス機の搭乗口付近のロビーにいると、周りから聞こえてくるのはフランス語だ。フランス語ばかり! フランス語が第一言語のようだ。

周りが英語とか、いかにも英語を話しそうな外国人が歩いているというのは、体感的に多い。ところが、米語を除くヨーロッパ語が身の回りで主流になっているというのはちょっとした異文化体験です。

海外に行くときって、いつも、到着する前からのわくわく感が好き。今回は、耳に聞こえてくるフランス語がその出発点でした(意味はまったくわかりません)。

パリに行く人っておしゃれな人ばかり!

ちょっと離れた向かいに座っている日本人の女性をおしゃれな方だなと意識していると、その方が「パリに行く人はおしゃれな人ばかり!」と話しているのが聞こえるではありませんか。ということは、その人の一番目に入りやすいところにいるわたしもオシャレってこと? 確かに、ヨメが「おフランスに行くなら、あのセーター着ていったら」と、たまたま買ってくれていたセーターを着ています。まだ日本では着る機会のない色合いとデザインです。それを着ているわたしは、いま、オシャレってことか! どこか、太平洋路線とは違うようです。

シベリアとかユーラシア大陸を見てみたかった!

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いままで、ユーラシアを日本から、そして、昼間、飛んだことがありませんでした。それで、一回それを見ておきたいと思い、窓側にしたんです。

トイレに行きたいとき困るのですが、シベリアとかの風景は61歳になったわたしはこれからまず見ることはないし、まして自分の足で歩くことはないじゃありませんか。トイレはこれからもまあ何度でも行けますし・・・。それで今回は窓側を指定したんです。

去年の秋ですが、のちに直木賞受賞となった、川越宗一さんの『熱源』(文藝春秋刊)と、わたしが高校生だったころから続いている五木寛之さんの『青春の門 風雲篇』(講談社刊)の2冊を読みました。続けて読んだその2冊が、偶然にも、樺太(サハリン)とかシベリアを舞台にした小説だったんです。自分の足ではたぶん絶対に歩けない場所の風景が、飛行機の窓から見えるわけです。いままであまり飛行機の中で写真を撮るということは経験していませんでしたが、窓から身を乗り出すぐらいの勢いで撮ってしまいました。

これが、“タブレット”初体験か?

それといまは、飛行機の位置情報も、昔とは格段に違い、すごく便利に出来ていて、まるでタブレットを使うように大きくしたり見る角度を変えたり。実はわたし、スマホも持っていませんが、タブレットも無くって、人差し指とか親指を画面にタッチして器用に操作するって経験がなかったんです。

ところが、この飛行機に乗ったら、全シートにまるでタブレットのようなモニターが付いていて、映画でも音楽でもゲームでも、これでやんなきゃならないんですよね。えっ?と思ったわけですが、12時間あるので覚えてしまえ、これできなきゃ、これからの世の中は困ることが増えそうだと覚悟を決め、試行錯誤したんです。おかげで退屈しなかった。

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そして、そのモニター画面から見える位置情報が厳密なもので、窓から見える風景が、あればウラル山脈じゃないかとか、スカンジナビア半島ではないかなど、世界地図を見る喜びでもって飛行機に乗っていることができるのです。

シャンパンはおいしいし、食事はおいしいし、映画もいっぱいあるし、音楽もいっぱいあるし、退屈しなかったなあ。

飛行機の中では道に迷う心配もなし、よかTabiの始まり、始まりというわけです。

これからも続きますので見てくださいね!!




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