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老後二千万円問題について

老後2000万円問題についてGoogle検索すると、次の様な説明が表示されました。

老後2,000万円問題とは、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」による「老後20~30 年間で約1,300 万円~2,000 万円が不足する」という試算を発端に物議を醸した、「いかに老後の資金を形成するか」をめぐる問題のことです。

大和証券様

老後2000万円とは、年金だけでは足りない分が2000万円という試算なのですね。

私は、デイサービスや訪問介護で、在宅の介護士をしています。自分は2000万円も貯金なんて出来そうもないし、大体そんなに必要なのかしら?と疑問に思う肌感覚があります。私の関わる利用者様には、割と限界まで自宅にいる方が多いからかも知れません。

早め早めにリスク管理をして、早め早めに入所なり子供の家に移る…それはそれで理にかなっているのかも知れません。ただ、こういう行動にも長所短所あります。早めの入所には沢山のお金が必要だったり、子供の家に引っ越しは慣れない環境で気を遣う事でしょう。

リロケーションダメージという言葉をGoogle検索すると、次の様な説明が表示されました。

リロケーションダメージとは、大きな環境変化がストレス要因となり、心身に影響を与えてしまうことを言います。 高齢者が住み慣れた家から馴染みのない場所に転居すると、不安や孤独感などが大きくなり、せん妄や認知症、鬱病などが起こりやすくなるのです。

ケアまどニュース様

高齢者が自宅で暮らすメリットの1つ目は、住居についてのリロケーションダメージがない事。

高齢者に限らず、人は自宅で過ごす方が、生活動線などが頭に入っている点で都合が良いです。特に高齢者は、認知症でも手続き記憶は残り易い事から、慣れ親しんだ自宅で暮らす意義は大きいと思います。

高齢者が自宅で暮らすメリットの2つ目は、いずれ自宅で暮らすことに限界が訪れた場合、施設入居待ちの優先順位が上がる事があります。

施設の中には、常に空き待ちの人気のある施設があります。
次第に介護度が上がり、デイサービスや訪問介護を利用しながら独居となれば、人気の高い施設入居の優先順位が上がります。常に空き待ち状態で、中には100人以上待つ施設もあります。

常に空き待ち状態の施設は、優良な生活ができて、費用もそれほど高くないので人気なのです。施設を考える時、夜勤について確認することは有用ですが、問題のない体制である事が多いと思います。こういう所には、早い者勝ちでも、お金を多く払っても、入ることは出来ません。
認知症の独居高齢者は、入所の優先度が高くなるのです。

もちろんリスクはありますが、リスクを引き受ける覚悟さえあれば、自分らしくて費用の掛からない老後の生活は可能だと、私は考えています。

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