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「普及版センサ技術」から考える介護イノベーション(1 半導体センサ、2 光電管センサ)


はじめに

就職氷河期世代の私が、派遣切りから一転、ベンチャー企業に就職した時。就職祝いに父からプレゼントされた、センサ技術についての分厚い専門書があります。ほとんど読まずに、何度も捨てようかと思って、なぜか今だに持っている、25年前の「普及版センサ技術」フジ・テクノシステム¥42,857!!
25年前なので、新しい技術なんて全く載ってませんw
でも、現在使われているセンサ技術って、意外と昔からある物だったりします。せっかくなので、この本を一通り読んで、様々なセンサーについて、介護に使えそうかどうか、考えたいと思います。と言うわけで…
介護に使える科学技術について調べて、深い解説を試みるシリーズの2回目はセンサ技術!
本を読みながら、自分の考えや調べた事も織り交ぜていますので、間違いがあれば、それは本では無くて私のせいです。先に謝っておきます。間違いがあったら、すいません。教えていただけると大変助かります!
Special thanks to my father.

1 半導体センサ

アインシュタインがノーベル賞をとったのは光電効果の研究で、その応用になります。
物質に光を当てると電子が飛び出す、という研究でしたが、半導体センサとして応用されている物は電子が飛び出す代わりに、電流が増加するフォトダイオードが代表的です。光としては、可視光、赤外線、紫外線があります。フォトダイオード単体なら光センサーとして利用出来ます。小さなフォトダイオードと増幅回路とスイッチング回路を2次元でたくさん並べたものがCMOSイメージセンサーとして利用されています。
⚫︎見守りカメラ
⚫︎様々なリモコンの受信側
⚫︎発光器と組み合わせて人やドアが通過したかを判断できる 

2 光電管センサ

光電効果を応用したセンサで、見た目は真空管に似ています。イメージセンサとして、テレビ電話用やビデオカメラ用に開発されましたが、現在は少なくなっています。
今の時代に応用は難しい印象ですが、
「X線テレビカメラは、赤外線カメラや超音波カメラなどど並んで不可視物体を観測する代表的なテレビカメラである。これらのカメラは医学や非破壊検査に応用され独自の分野を築いている。」
との記述と、魚の透視像の写真が興味深いと思いました。

⚫︎X線透視カメラでオムツの中を、オムツを開かないで見られたら、夢があると思いますが。X線は放射能を持つので難しい。

2023/10/19 訂正
「1 半導体センサ」の応用の「⚫︎サーモグラフィー」を削除しました。「4 赤外線センサ」で記載の予定です。


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