見出し画像

介護用エアマットの音と暑さの話し

「一晩中ゴーゴーいうので寝られないのよ…」
ダメだと分かっていても、エアマットの電源を切ってしまうご利用者が話されていました。寝たきりになり、夜にエアマットの音で寝る事が出来ず、時計を見て過ごすのだそうです。
ベッド上で過ごす時間の長い方だと、褥瘡が心配なので、エアマットを導入するケースが多くあります。圧切り替えを自動でやってくれる、介護用のエアマットは、褥瘡予防の有効なツールです。手動だと2時間おきに体位交換が推奨されていて、介護の大きな負担になります。
エアマットのメーカーは幾つかありますが、10分毎など、かなり短いスパンで圧切り替えする製品もあります。手動だと2時間おきなのですから、もう少し圧切り替えのスパンを長く出来ないのでしょうか?私はそう疑問を持ちました。
7月の猛暑の続く時期には、エアマットの電源が切られていた事がありました。エアマットが暑くて困る、という訴えもありました。エアマットに触れると暑さは感じないし、何なら冷んやりしている感じさえするので、その様にお伝えしましたが。枕が汗で濡れていた時は心配になりました。
そういえば、気体は圧縮すると熱を持つんだっけ…
ヘルパーである私は、暑くて辛いのでしたら、エアマットを切るのも仕方ないと伝えました。エアマットの不快感について、ケアマネさんにお伝えしてみて下さい、と伝えました。ケアマネさんには伝わった様ですが、エアマットを変えるなどの対応はありませんでした。私がヘルパーで訪問するとエアマットの電源が切れている事が増えました。エアマットの電源を入れて帰りますが、次の訪問ではまた切れている、という感じでした。猛暑続きで暑いと言われると、それでもエアマットの電源を入れて下さい、とは言えませんでした。
会議でエアマットの電源を切る事が問題になり、私が良いと言ったから切っていた、という話しになった様子でした。難しいな、と思いました…
エアマットのメーカー様にホームページからメールしてみましたが。エアマットの暑さについてはそんなはずは無く、音については今後の課題との事で、圧切り替えスパンについては返答はありませんでした。
夏は毎年巡ってきます。褥瘡予防を取るか、不眠を取るかだと、褥瘡予防だと思いますが。褥瘡予防を取るか、暑さを取るかだと、また悩みそうだと思います。
エアマットを実際に使っているご利用者の感想は、フィードバックされているのでしょうか?気になっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?