海外マンガRADIO 2024年11月第4週
2024年11月第1週は11月19日(火)に海外マンガRADIO第162回、11月21日(木)に海外マンガRADIO第163回を更新しました。2024年11月上旬~中旬のトピックや記事を中心に取り上げています。
海外マンガRADIO第162回
海外マンガRADIO第162回
2024年11月19日(火)配信
◆身近な海外マンガニュース
バンド・デシネの旅:ケベック、フランス、日本を巡って ―フレデリック・アントワン氏との対談@書肆喫茶mori 11/8(金)
11月9日(土)に東京の池袋で、「世界探訪#9 フランスのB.D.&MANGA 日仏マンガ交流@池袋」。マンガ家の真島ヒロさんと『ドリームランド』の作者ルノー・ルメール。ふたりは過去にジャパンエキスポでも共演。そもそも同じ版元。ライブドローイング
https://www.toshima-mirai.or.jp/tabid216.html?pdid1=3162
◆取り上げたニュース
ヨーロッパの4つの出版社が協力してマンガ誌MANGA ISSHOを創刊
ヨーロッパの4つの出版社、altraverse(ドイツ)、Kana(フランス・ベルギー)、Planeta Comics(スペイン)、Star Comics(イタリア)が結集。2025年3月に日本のマンガ的なスタイルの作品を集めた雑誌『MANGA ISSHO』を創刊するそうです。
17歳パンク少女の最過酷旅。自由への渇望と葛藤を描くドイツ名作コミックスを翻訳出版したい!
30年以上にわたって女性系漫画を編集/出版してきたシュークリームの新プロジェクト「ShuCreamGW」(=ShuCream Global Women’s comics)がついにスタート。11月8日から2月10日にかけて、ドイツのマンガ、ウリ・ルスト『今日が人生最後の日』を翻訳出版するためのクラウドファンディンが行われます。
【イベント】2024年11月30日(土)17:00~「スペイン&フランスこのマンガがすごい!」
11月30日(土)の17時から19時にかけて、大阪・谷町六丁目にある海外コミックスのブックカフェ書肆喫茶moriで、「スペイン&フランスこのマンガがすごい!」というイベントが行われます。サウザンコミックス第9弾フランスの痛快ラブコメ『男の皮』発起人の書肆喫茶mori店主森﨑さんと第10弾スペインのサイコスリラー『ガウディの幽霊』発起人のマリアさんが、それぞれオススメ作品を紹介してくれるとのこと。お近くの方はぜひご参加ください。
サウザンコミックス第9弾『男の皮』翻訳出版クラファンはこちら。
サウザンコミックス第10弾『ガウディの幽霊』翻訳出版クラファンの準備サイトはこちら。
大友克洋や宮﨑駿の描くキャラクターを参考に!映画『動物界』仏バンド・デシネ作家によるコンセプトアートが解禁 映画『動物界』
セザール賞12部門ノミネートのトマ・カイエ監督の映画『動物界』で、『青い薬』や『KOMA-魂睡』などで日本でも知られるバンド・デシネ作家フレデリック・ペータースが、劇中に登場する「新生物」のデザインを担当しているそうです。
台湾角川、今年で設立25年 オリジナル映像作品の制作目指す
KADOKAWAの台湾子会社、台湾角川が、この11月8日で25周年を迎えたとのこと。今後は台湾市場向けに台湾人作家が創作したオリジナル作品を発信することに注力していくとのこと。
海外マンガRADIO第163回
海外マンガRADIO第163回
2024年11月21日(木)配信
◆身近な海外マンガニュース
チェコのマンガ家カタリナさんの『V oku lišky』
11月13日(水)に横浜日仏学院で「フランス読書の秋2024」対談「フランスにおけるマンガ文化」~『ドリームランド』作者ルノー・ルメール、マンガの翻訳家でバンド・デシネ専門店Maison Petit Renardを経営しているティボー・デビエフさん。フランスにおける日本マンガの人気。フランス産マンガの立ち上げ
◆取り上げたニュース
ACBD批評グランプリ2025ノミネート作発表/1ère sélection du Grand Prix de la Critique ACBD 2025
フランスの年末の風物詩ACBD批評グランプリ2025のノミネート作15作品が発表されました。今後、11月23日に5作品に絞り込まれ、最終的に12月3日にグランプリが発表されます。
『スピルー』シリーズのある作品が人種差別で非難/Bande dessinée : accusées de racisme sur les réseaux sociaux, les éditions Dupuis retirent l'album "Spirou et la gorgone bleue"
フランス・ベルギーで人気を誇る『スピルー』シリーズの1作で、2023年に刊行された『スピルーとブルー・ゴルゴン』(Yann & Dany, Spirou et la Gorgone bleue, Dupuis, 2023)が、SNS上で人種差別に当たると非難され、出版社が在庫を回収するという騒動が起きたそうです。
Manga Barcelona 30、12月5日~8日開催
Manga Barcelonaは、もともとSalón del Manga de Barcelonaという名前で、1995年にスペインのバルセロナで始まったマンガおよび日本文化の祭典。30回目を迎える今回は、浦沢直樹、いがらしゆみこ、白浜鴎、赤坂アカなど豪華なゲストを迎え、12月5日から8日にかけて開催されるそうです。Manga Barcelona Award各賞のノミネート作も発表されています。
ユーザー離れが加速?韓国発縦読み漫画「ウェブトゥーン」の将来性を韓国カルチャー専門家に聞く
韓国NAVERグループの企業で、「LINEマンガ」の運営企業などを傘下に持つ「ウェブトゥーン・エンターテインメント」は、2024年6月にナスダックに上場したものの、8月上旬には、株価が 20ドル台から12ドルに急落するなど、厳しい状況に置かれているとのこと。ウェブトゥーンが直面している課題について黄仙惠(ファン・ソンヘ)さんが答えています。
今回の海外マンガRADIOで取り上げなかった海外マンガ関連記事
北米
フランス・ベルギー
https://www.actuabd.com/+Une-date-de-diffusion-pour-la-serie-Cat-s-Eyes+
https://www.actuabd.com/Emmanuel-Guibert-un-pentamaitre-a-l-Academie-des-Beaux-Arts