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海外マンガRADIO 2024年2月第2週

2024年2月第2週は2月6日(火)に海外マンガRADIO第82回、2月8日(木)に海外マンガRADIO第83回を更新しました。2024年1月後半のトピックや記事を取り上げています。


海外マンガRADIO第82回

海外マンガRADIO第82回
2024年2月6日(火)配信

◆身近な海外マンガニュース

エイドリアン・トミネ『Shortcomings』が原作の映画『非常に残念なオトコ』2024年2月7日(水)デジタル配信

「台湾漫画史不思議旅行―貸本屋さんと漫画の100年」展~2024年2月12日(月)まで

「アフリカマンガ展」~2024年2月18日(日)まで

「アフリカマンガ展 -Comics in Francophone Africa-」展示会場ダイジェスト

◆取り上げたニュース

アングレーム2024各賞発表/ANGOULÊME 2024 : LE PALMARÈS

1月25日(木)~28日(日)にかけてフランスでアングレーム・バンド・デシネ・フェスティバルが開催され、会期中に各賞が発表されました。さまざまなWEBサイトで記事になっていますが、ここではとてもコンパクトにまとまっている「BD Gest’」の記事を紹介します。

アングレーム2024で受賞が行われたその他の賞/ANGOULÊME : QUELQUES PRIX AUTOUR DU FESTIVAL

アングレーム・バンド・デシネ・フェスティバルはフランス最大のバンド・デシネのフェスティバルで、会期中にはフェスティバルとは直接関係のないさまざまな賞の発表や授賞式も行われます。それらの賞についても「BD Gest’」にまとめられているので、併せて紹介します。

今秋、漫画界の『カンヌ国際映画祭』のような世界的祭りを作る

韓国で2023年ウェブトゥーン実態調査が行われ、その公開に合わせて、漫画・ウェブトゥーン分野の今後の見通しが発表されました。今年の秋に「カンヌ国際映画祭」のような世界的なイベントを行うとのこと。

KADOKAWA、フランスにて合弁会社を設立

少し前にKADOKAWAのインドネシアでの展開を報じたニュースを取り上げましたが、今度はフランス・ベルギーです。KADOKAWAが一緒に合弁会社を設立することになったデュピュイはバンド・デシネを代表する出版社で、『ガストン・ラガフ』、『ラッキー・ルーク』、『スピルーとファンタジオ』、『スマーフ』といった作品で知られています。

海外向けマンガ公開プラットフォームの投稿作から、初のジャンプ+デビュー作家誕生

「ジャンプ+」の海外クリエイター向けマンガ投稿・公開プラットフォーム、MANGA Plus Creators by SHUEISHAというものがあるそうですが、そこから始めて投稿を経て、海外作家がデビューしたとのこと。原作:Rafal Jaki、作画:MACHINE GAMU「NO\NAME」という作品で、日本語で読めるのはもちろん、英語とスペイン語でも読めるそうです。


海外マンガRADIO第83回

海外マンガRADIO第83回
2024年2月8日(火)配信

◆身近な海外マンガニュース

『私たちは水の上』@LINEマンガ

『GARBAGE TIME』@LINEマンガ

韓国で評価されているマンガは?韓国のマンガ賞2023

サウザンブックスのクラファン『Viaggio Italia』、1月31日に終了。無事成立

サウザンブックスの新クラファン「トランスジェンダーの二人がオープンに語る韓国発のコミックエッセイを翻訳出版したい!」~2024年2月1日(木)スタート

◆取り上げたニュース

2023年のバンド・デシネ市場振り返り/75 millions de BD-Mangas vendus en 2023

毎年アングレーム・バンド・デシネ・フェスティバルの時期に市場調査会社のGFKが、前年のバンド・デシネ市場を振り返る記事を発表します。バンド・デシネ市場は新型コロナウイルスの巣ごもり需要と政府の支援もあって、2021年、2022年と成長を続けてきましたが、それが一段落した2023年は、前年比5%減となりました。各分野について分析がなされ、2023年の売上ベスト10も発表されています。

ジョー・サッコ「THE WAR ON GAZA」/THE WAR ON GAZA – 1.26.24

2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃に端を発するパレスチナ・イスラエル紛争について、『パレスチナ』という作品で知られるジョー・サッコがグラフィック・コメンタリーを発表。『パレスチナ』の版元であるファンタグラフィックス社の共同創業者で、ハーヴェイ賞の創立者でもあるゲイリー・グロスが序文を寄せています。

【海外マンガの本棚】第10回『パレスチナ』

ジョー・サッコ『パレスチナ 特別増補版』(小野耕世訳、いそっぷ社、2023年)については、「海外マンガの本棚」でも取り上げています。

スペインのマンガ家パコ・ロカのドキュメンタリー/Paco Roca: "Si soy 'Imprescindible' es por que creo que el cómic también lo es"

『皺』、『家』で知られるスペインのマンガ家パコ・ロカについてのドキュメンタリー「パコ・ロカ:人生を描く」が、2024年1月28日(日)にスペインのRTVEで放送されたとのこと。

【海外マンガの本棚】第20回『家』

パコ・ロカ『家』(小野耕世監訳、高木菜々訳、小学館集英社プロダクション、2018年)については、「海外マンガの本棚」でも取り上げています。

デイブ・ピルキー『ドッグマン』がついにアニメに/A Dog Man movie is finally on the way in January 2025

アメリカで大人気の子供向け作品デイブ・ピルキー『ドッグマン』が、ついに劇場アニメ映画化されるとのこと(2023年1月31日公開予定)。『ドッグマン』は2016年に第1巻が刊行されてから、現時点で第11巻まで刊行されている作品。日本語版も飛鳥新社から第3巻まで出版されています。


今回の海外マンガRADIOで取り上げなかった海外マンガ関連記事

https://www.ouest-france.fr/societe/justice/le-proces-pour-menaces-de-mort-contre-le-dessinateur-bastien-vives-renvoye-en-juin-b99dcf30-be8b-11ee-8a7d-fa3ec2db0626



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