太陽系時空間地図 地球暦 feel art HELIOS 2020 Venus Pentagram
日々刻々と、一様に流れゆく星たち。
その中でたった五つ、不可思議なうごきをする、
水星、金星、火星、木星、土星。
惑星を観察することは、蜂の動きを追いかけるようなものであるという。
天文学者や占星術家にとっても、この星は惑わせる星であり、
私たちはこの五つの星を「惑星」と呼んだ。
地球からは不規則な姿にみえる兄弟星も、
太陽系全体では実に規則正しくまわっている。
全天の中でも、ひときわまばゆい光を放つ
「金星」…。
地球とめぐり合うたび、
宵の空から近づき、明け方の空へ消えていく。
黄昏の金星を見ていると、
自分の心の中を覗き込んでいるようだ。
365日で回る地球。
その内側を225日で回る金星。
この二つの惑星は、平均584日(1.6年)ごとに、
結びながら、8年間で一巡する。
月が地球にいつも同じ面を見せているように、
金星もまた、地球と合うたびに同じ顔を見せている。
1.6倍は黄金比率である、1.618に近似し、
金星と地球のめぐり合いを8年追いかけると、
そこには、美しい五角形の星形が見えてくる。
広大な時空間の中に高精度で描かれた星の形は、
まさに太陽系の中のスターといえる。
2012年の金星の日面通過からはじまり、
8年で完結する星型は
今、2020年6月4日で一つの幕を閉じた。
そして、また再び、
金星と地球の新たな8年がはじまる。
2020年6月4日〜2028年6月1日、
金星が描く星の地図を眺めて。
2020年06月04日から2920日を経て、再び2028年06月01日に原点回帰する金星と地球の位置関係。
この星型の動きをよく見てほしい。「結び」と「開き」は交互に繰り返されて、五角形を描いている。
そして「結び」と「開き」、それぞれをつなぎ合わせると一筆書きの美しい五芒星が浮かび上がってくる。
そして、ほぼ同じ位置に、編み込まれるかのように「結び」と「開き」が入れ替わって4年後に訪れる…。
太陽系の中でも金星と地球のサイクルは、時空間のデザインとして完璧なまでに美しく仕上がっている。
この金星の秘密は、一度見ただけでは分からないだろう…。
何度も、何度も、魔法のペンタグラムを紐解くようなつもりで眺めてほしい。そして、8年後の2028年に再びここにまた戻ってくるまでの時空をぜひ金星を通して感じていただけたらと思います。
2020年06月04日 金星と地球の結び
2021年03月26日 金星と地球の開き
2022年01月09日 金星と地球の結び
2022年10月23日 金星と地球の開き
2023年08月13日 金星と地球の結び
2024年06月05日 金星と地球の開き
2025年03月23日 金星と地球の結び
2026年01月07日 金星と地球の開き
2026年10月24日 金星と地球の結び
2027年08月12日 金星と地球の開き
2028年06月01日 金星と地球の結び
2020年6月4日 の太陽系時空間地図
金星と地球の惑星会合にマップピンをさした様子
まもなく訪れる、水星、金星、地球、火星、木星、土星、冥王星による7つの惑星が集中は、金星の明けの明星が最大高度になる7月10日頃がピークとなる。太陽系で最も大きな「木星と土星」の会合と重なり、少なくともここ数十年では最もハイライトのシーンである。
太陽系時空間地図 地球暦のお求めはオフィシャルサイトよりご注文ください。
【NEW RELEASE】
太陽系時空間地図 地球暦、音楽シリーズ
The Time, Now 2020/ QUANTUM LEAP BREEZE
2020年バージョン6月4日、金星の結びに合わせてCDリリース!
日本を代表するアンビエントアーティスト、岡野弘幹氏とのコラボレーション第4作目。この楽曲シリーズはアメリカDOMOレコードより世界配信されています。2020年の太陽系の1年をサントラのように音像描写した52分の時空の旅をどうぞお楽しみください。
CDのお求めはこちらまで。地球暦をお求めの方はCDとセットもご用意しております。
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金星の明けの明星が、実際に見える期間まで、金星についての記事を連載いたします。次回もどうぞお楽しみに♪
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