note表紙_曼荼羅

まっさらな時空を描く

この時期、自分が寝ているのか起きているのか、時々分からなくなります。

時間と向き合いながら、淡々と時間だけが過ぎていく部屋の中で数字から太陽系の時空間を作図してます。

頭の中では一瞬で描けても、実際に形にするのは根気のいる仕事です。ただ描くだけなら、それはただ丸や円ですし、カレンダーは数字の差し替えですが、時空は毎年生まれ変わるものですから、基本的に0からものさしを当てて作り直しています。

動画は2017年版での制作現場の数日です。前半は暦譜、後半は円盤を作図しています。これまで見せたことなかった舞台裏の様子です。

細かい変化は紙面からは分かりにくいものですが、毎年わずかに創意工夫を重ねています。息を飲み、せーのっ!で、作り始めてからから終わるまでは1000時間以上、チベット僧がマスクをしながら砂を落とすような、基本的には無音の状態で作業しています。

それが時空間図として完成するのは、ひとつの仏像が彫り終わって、ふっと眺めた時に光り輝くような瞬間があるかどうかが目安になってます。基本的には終わりのない作業で、どこまでも奥行きがありますが、リリースが決まっているので、いつも時間との真剣勝負です。13年で髪も真っ白になりましたが、最近、自分の頭の中も真っ白になってきたような気がします笑

時空間エンジニアを募集しています

今、様式美と機能美を持った時空図にひとつの法則性が見えてます。

2020年は時空間エンジニアと、これらを半自動化したいと思っています。現段階は日本標準時のものですが、原理的には各タイムゾーンと言語で50パターンほどの作品が描ければ、地球すべてのエリアをカバーすることができます。

ここから先は、手仕事では描けない領域です。

一緒に、未来の時空を描きませんか?

フォローやスキもよろしくおねがいします。



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