「大丈夫」は便利すぎると言う話
こんにちは。大学4年生で人生迷走中のかいちです。
マイペースに自分の思ったことをnoteに書いてます。のぞいてくださった方ありがとうございます。
突然ですが皆さん。「大丈夫」って言葉こ存じですか。知らない!って方はいないですよね。もし、人生のうち一回も使ったことないし、聞いたことがないという方がいましたらご一報ください。10時間くらい語り合いましょう(笑)
そしたら「大丈夫」って言葉の意味はご存知ですか。「大丈夫」を正しく使えているでしょうか。僕は、少し曖昧だったので調べてみることにしました。
■「大丈夫」の意味
goo国語辞書で調べてみました。
1 あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
「地震にも大丈夫なようにできている」「食べても大丈夫ですか」「病人はもう大丈夫だ」
2 まちがいがなくて確かなさま。
「時間は大丈夫ですか」「大丈夫だ、今度はうまくいくよ」
近年、形容動詞の「大丈夫」を、必要または不要、可または不可、諾または否の意で相手に問いかける、あるいは答える用法が増えている。
「重そうですね、持ちましょうか」「いえ、大丈夫です(不要の意)」「試着したいのですが大丈夫ですか」「はい、大丈夫です(可能、または承諾の意)」など。
「大丈夫」の意味多いですね。もし僕が日本語を習う側だったら発狂すると思います。
これをみる限りは大きく分けて4つの意味がありそうです。
1.安心系 2.確実系 3.可能系 4.不要系
すごい便利ですよね。「大丈夫」はまるでコンビニエンスストアみたいですね。
だから会話の中で頻繁に使えるし、自分の思いをシンプルに相手に伝えることができるんです。
そう、自分がいくら複雑な思いや色々な感情や葛藤があってもシンプルに相手に伝えることができるんですよ。
■「大丈夫」の裏にあるシンプルとは程遠い心
最近、僕は自分の抱えている思いや感情をよく「大丈夫」と表現してきました。
それは、大切なパートナーや仲間、家族、友達等僕に関わってくれている全員に。
その方がシンプルなんですよ。面倒臭くないんです。実に効率が良くて話も淡々と進みます。
では、そうやって「大丈夫」と言い続けた僕の中身はどうなっていたのでしょうか。
開いてみますか。せーのっ。
じゃんっ。
どうやら「大丈夫」の裏にはこんな声が隠れていたみたいです。凄いですね。
数えてみたら101個の言葉が「大丈夫」という言葉で表現されていたみたいです。
ちなみに僕はこれを書きながら泣いてました、辛くて辛くて。いや全然大丈夫じゃなさそうじゃんってね。
恐ろしいですね。「大丈夫」が如何に便利で如何にシンプルにしてしまうかがよくわかりました。
そしてもう一つ気づいたことは、僕の言葉の辞書の中に「大丈夫」の意味として、「大丈夫ではなく、自分ではどうしようもなくなっている状態」がいつの間にか入っているということです。
■自分が「大丈夫じゃない」時でも使われる「大丈夫」
なぜ、こんなに自分が大丈夫じゃなさそうなのに大丈夫と言ってしまうのでしょうか。想像ですが、僕だけじゃないと思うんですよ。こんな状況になったことある人って。
僕は、考えました。そして僕なりの解釈として一つ出てきたのはシンプルでした。
■めんどくさい
自分の複雑な思いや感情といったシンプルではないものって面倒なものだと思います。伝えるのに時間かかるし、効率は良くないし。 言語化するのも相手に伝えるのも凄くエネルギーを使うから。本当に面倒くさいなと思います。
そして、自分が面倒臭いと思ってるから相手も面倒臭いだろうと思ってしまう。申し訳なくなるんです。
そうすると「大丈夫」ってまとめたくなります。
でもあるんです。ちゃんとそこにあるのは紛れもなく事実で。
だから、自分は少しづつでもいいから、自分の面倒くさいところも伝えられるようになりたいし、受け取れるようになりたいなと思うのです。
自分にとっては凄い勇気必要だけど。
けど、そういうお互いの面倒臭いを分かち合える関係は、素敵だなと思いました。
しばらくは、「大丈夫」禁止にしようかなと思います。
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