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20200817

堂林翔太選手、お誕生日おめでとうございます。今年もこの日がお祝いできるのを、とっても嬉しく思います。


今年は開幕から(開幕の前から)大活躍で、いろんな番組で特集を組まれたりして、その中で何度も何度も「野球が楽しい」って言っているのを見て、心から良かったと思っています。結果はどうあれ堂林くんが楽しく野球をしている姿を見せてもらえるのが、私の幸せだからです。だけど堂林くんが野球を楽しいと思う瞬間って、きっと打席で結果が出たりとか、チームの勝ちに貢献できた時だったりすることが多いと思うので、それなら私は結果が出るように応援するだけだなと思って、いつも応援しています。首位打者になった堂林くんの名前を毎日確認する時、ものすごく誇らしい気持ちでした。私は何にも貢献してないけど、今の日本のプロ野球界のセリーグのなみいる野手の中でいちばんたくさん打っていると評価されているのはきっと堂林くんめちゃくちゃ嬉しいだろうし、堂林くんが嬉しいなら私も嬉しいから。


よく打つということは当然相手チームから警戒されるということであり、攻めが厳しくなるということであり、それまで打ててたボールの攻略が難しくなるということです。そしてそれに加えて急きょやることになったサードの守備。以前経験があるとはいえ、春キャンプでもほぼサードの守備練習をしているのを見なかったので、かなり心配だったし、ハラハラしました。疲れもきっとものすごく溜まってきていると思います。最近の打撃成績で、たまに出るエラーで、それがわかります。一軍にいられれば楽しいことばかりと勘違いしていた私は、新しい落ち込みの種を見つけた気分です。その種は枯れることなく、芽を出し、双葉をつけ、少しずつ大きく育っています。だけど一軍でずっと生き残って活躍するためには、誰もが通る道なのだと思います。今よりもっと強くなるための苦しい道を今通っているのだと思ったら、そこまでたどり着いたことが嬉しいし、きっと堂林くんならこの道もいつか抜けられると思っています。まさに、乗り越えた壁は、いつか自分を守る盾となる、です。


先日広島ローカルで放送された、新井さんとの対談。

「サードやるようになって、疲労がハンパなくて」

新井さんに笑顔交じりでそう素直に打ち明けた堂林くんを見て、私はすごく嬉しかったです。弱音っていうか、つらい、しんどいって思ってることを、隠さず素直にさらっと言えちゃうようになったんだなって思ったから。
そしてそんな堂林くんの発言を笑顔で受けて、

「気持ち、よくわかります!」

と笑顔で新井さんが返してくれた時、救われた気持ちになりました。弱い部分も受け止めて笑ってくれる新井さんの存在は本当に大きくてありがたいなと思いました。新井さんと堂林くんが出会って、同じチームに所属して、師弟関係になれたこと、本当にすごくいい出会いだったなあと思っています。新井さんと出会わなかったら、堂林くんはどうなってたのかなって、今でもふとした瞬間に思います。


私にいつも新しい世界を見せてくれるのも、新しい考えに出会わせてくれるのも、自分が今まで知らなかったような自分を見つけてくれるのも、全部堂林くんです。落ち込むことがあっても前を向くこと。マイナスにしか思えないことも視点を変えるとプラスのもとが隠れていること。毎年言ってる気がするけど、堂林くんに出会って、私は変わったと思います。前よりちょっとは自分のことを、まあ、いいんじゃない?って思えるようになった気がします。いつもいつも本当にありがとう。暑い日が続きますが、試合もシーズンもまだまだ続きます。コロナもまだ終息には至っていません。どうか、どうか、体にだけはくれぐれも気をつけて、元気にシーズンを駆け抜けてください。最初にも書いたけれど、堂林くんが元気に野球をしている姿を見るのが、私の幸せです。


改めて、お誕生日、おめでとうございます。
堂林くんのこれからに、いいことがいっぱいありますように。