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世界でいちばん似合わない色を着て~公演以外で振り返る真剣乱舞祭2022 ①~

刀ミュの真剣乱舞祭2022が無事に大千秋楽を迎えました。めでたい。心からめでたい。この情勢の中、誰一人欠けることなく、どの公演も中止になることなく、全公演を全員で駆け抜けることのできたすごさはきっとたくさんの人が感じていることでしょう。私もどうかみんな元気で最後まで駆け抜けてくれと祈っていました。無事にこの日を迎えることができて本当によかった。

福岡と広島で現地だったのですが、公演が楽しかったのはもちろん、それに付随するすべてのことが楽しかったなという気持ちでいっぱいです。服はあるけど服がない!てお友達と買いにいったり、ドキドキしながら有休申請したり、ペンライトの順番を一生懸命覚えたり、荷造りが終わらん!と必死に荷物を詰めたり、福岡で嵐の中傘がひっくり返ったり、公演後にお友達と語りながらご飯を食べたり……。キリがないです。公演以外も全部のことが楽しかった。最高でした。
広島が終わって服を洗濯に出している時にふと思い出したことがあります。

そういや私、緑は似合わないんだった。

その昔、とあるグループのメンバーを推していました。たぶん多数のグループでそうであるように、メンバーカラーが決まっていて、私の推しは緑だったんです。コンサートに行くことが決まり、推しの色を身に着けたいと緑色の服や小物を見つけに走ったけれど、鏡を見て愕然としました。

びっくりするほど似合わん。

というのが、緑を身に着けた自分に対する素直な感想。あんまりにも似合わないので、私はそこから緑の服やものを身につけることを一切やめました。だってほんとに似合わんのよ。緑は私に世界一似合わない色。だからなるべく近寄らないようにしてきたんだった。
でもらぶフェスが嬉しくて。広島に来てくれることが嬉しくて。江がたくさんいることが嬉しくて。豊前にまた会えるのが嬉しくて。そんなこと忘れてた。遠ざけてきた緑を一気にガッと引き寄せ、いいからとにかく私に江の色を身に着けさせろという強い気持ちの元で私はいろんな緑を手に入れました。
どれとどれを合わせるかとか、どれを何日目に着ていくかとか。悩むことすら嬉しくて。世界一似合わないはずの緑の服を着ている鏡の中の自分を見て、愕然とすることはありませんでした。それどころか、なかなかいけるのでは?!というわくわく感すらありました。緑を基本線に、小物やリボンで豊前のカラーである赤を足して。大好きな推しの色を身に纏えることが嬉しくて嬉しくてたまらなかったし、本当に幸せでした。世界一似合わないはずの緑の服を着て、舞い上がるような気持ちになっている自分。もうほんとにらぶフェスに関するすべての事柄が私を幸せにしてくれました。緑に対する苦手意識もかなり減りました。緑といってもいろんな緑があるんだし、自分に合うものを取り入れていけば、服の幅が広がるんじゃないかな、とすら思えるようになりました。江はいつも私に新しい1歩を踏み出させてくれるね。ありがとう。

そんな江の新曲が公演ラスト付近でぶっこまれまして私はめちゃくちゃびっくりしました。東京では6振り揃うし絶対なにかあるとは思ってた。何も起きないはずがないと思ってた。でもまさか新曲歌うとは思ってなかったんですよ。お友達から新曲だと聞いて秒で配信を買い、ディレイで確認した最初、もうわけわかんなくて、歌詞もメロディも全然頭に入ってきませんでした。江が6振り、すていじに立ってる、ただその目の前の光景で胸が一杯になってしまって涙がぼろぼろ出てきて頭の中はぐちゃぐちゃでした。2回目に聴いた時はちょっと落ち着いてたので、やっと歌詞もメロディも聞き取れるようになってました。でもやっぱり聴くたび胸が一杯になっちゃって、感想とかより先に涙が出ちゃうような感じです。まだ。語彙力めちゃくちゃ低下しちゃって、ただただごうがすきごうがだいすきほんとにだいすきってLINEでお友達に送りつけてました(迷惑)

大楽のあとで公開された曲名は『STARTING NOW』。今から始まるんですね。こてくんの夢はまだまだおっきいのだと言っていたし。私もなんとなく、これから先のことをうっすら、ぼんやり、予想して、それに向かって生きていきたいなと思いました。きっとそう遠くない未来に、こてくんとわたしたちの夢見るものが待っている。そう信じられる。
こてくんは言いました。

「いつか来るその日を信じて」
「新たな一歩を踏み出そう」

私も、いつか来るその日を信じて、一歩一歩歩いていく。その中でまた、新しい自分に出会いたい。いろんなことを叶えたいし、叶えられる自分になりたい。そんなふうに歩いていったその先で、またきらきら輝くこてくんや豊前、桑名くん、松井くん、雨さん、雲さんにきっと出会えると思っています。