Life Story【1ヶ月書くチャレンジ:9日目】
ライターのいしかわゆきさんの著書『書く習慣』の巻末に掲載されている「1ヶ月書くチャレンジ」に触発されたので、noteとTwitterを併用してチャレンジしています。
本日日目のテーマは「最近泣いたこと」です。
自分が最近泣いたのは、2021年1月24日(日)に開催された、ラッパーZORNの日本武道館ライブです。
コロナ禍でライブやフェスが相次ぐ休止でぽっかりと空いた日本語ラップシーンに突如発表された武道館ワンマン。ゲストアーティストの告知はありませんでしたが、蓋を開けてみれば日本語ラップの歴史を彩ってきた面々が登場しました。これ以上は無いくらいの完璧なラインナップでした。
ライブ中は基本的に終始泣いていたのですが、1番泣いたのが、終盤のLife Story feat. ILL-BOSSTINO を聴いた時でした。
この曲をZORNと唄っているILL-BOSSTINOはその日、アベンジャーズさながらの面子の中でも一際輝いていました。
ILL-BOSSTINOが登場したのはこの1曲のみでした。ですがその分、力強いライブをこなす彼の全力が凝縮されたようなパフォーマンスでした。
「ラッパーはライブが一番大事」とはよく耳にする言葉でしたが、それがどういうものを意味するかをあの日いた参加者は垣間見ることができました。声とステージングの力強さは観ているだけで涙が止まりませんでした。一瞬に全てを懸けるというものかを知ることができました。
あまりの鬼気迫るステージングに、ここまでやらないと到達できないのかも知れないと思うと少し怖いぐらいでした。人の心を揺さぶるほどの作品を作るっていうのはこういうことなのかもしれません。
あの日の感動や涙は生涯忘れることはないと思います。それだけのものをライブからもらいました。
いつの日か、自分もジャンルは違えど人の心を動かす何かを作っていきたいと今日振り返って思いました。
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