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欠点を受け入れる【1ヶ月書くチャレンジ:11日目】

ライターのいしかわゆきさんの著書『書く習慣』の巻末に掲載されている「1ヶ月書くチャレンジ」に触発されたので、noteとTwitterを併用してチャレンジしています。

本日11日目のテーマは「自分の嫌いなところ」です。

前日の10日目のテーマが「自分の好きなところ」だったのですが、嫌いところを書こうとすると、好きなところと比べてスラスラタイピングをする指が動きます。自分が如何に欠点に目が行きやすい人間なのかがよくわかります。はー悲し。

自分の嫌いなところでパッと思い浮かんだのが、

・逃げグセがあるところ
・自己否定するところ
・他者と比べてしまうところ
・ダラダラする天才であるところ
・朝令暮改をよくするところ
・ここぞ!の場面でビビるところ
・八方美人の為に自分にも周りにも嘘を付くところ

書きながら軽く引きました。段々と、テンションと具合も悪くなってきました。

ここで終わってしまうと、インターネットリストカットをするメンヘラで終わってしまうので、自分の嫌いなところを書きながら思い出したものを書いて、少し方向性を変えてみようと思います。



以前MBさんというファッションの世界で活躍されているインフルエンサー・経営者の方が書かれていた記事でこんなものがありました。

MBさんにはパニック障害に悩まされるという過去がありました。
大学時代にパニック障害の発作が毎回授業中に起きてしまったそうです。一度発作が起きた場所だと、「また発作が起きたらどうしよう」と不安になり、その不安が発作に拍車をかけることがあるのだとか。

当時はパニック障害への理解も乏しく、先生には「毎回席を立つとは一体どういうことだ!」と叱責され、「自分はなんで大人しく授業を受けることもできないんだ」と自己嫌悪に陥ったそうです。それらが原因で大学に通うことに嫌気が差し、留年を重ねてしまうということもあったそうです。

「どうして人が普通に出来ていることが自分には出来ないのだろう」
「(生まれも貧乏な家庭だったので)どうして自分ばかりがこんな目に遭うのだろう」
「皆と同じように普通に過ごしたいだけなのにどうして、なぜ」

と、何度も何度も人生をを心から呪ったそうです。


ですが、当時の精神科の担当医とお母様から言われた、

「病気もあなたの一部なんですよ」

という一言をきっかけに、自分のパニック障害を「呪う」のではなく「受け入れる」ことができるようになったのです。

自分の欠点だと思っていたことを個性として肯定し受け入れることで、「じゃあどうする?」という前向きな行動を採れるようになったのです。

私は会議に出られない
助手席に乗れない
バスに乗れない
映画館に行けない
トイレが近くにないと心配になる

……そんな自分を否定し「諦めた」のではく、そんな自分を肯定し「受け入れた」のです。

会議に出られないのなら、
いつでも退出できるくらい主導権を持てるように偉くなろう

バスに乗れないのなら、
自分の車を持てるくらいお金を稼ごう

映画館に行けないなら
大画面のTVで自宅で見れるくらい収入を得よう

トイレが近くにないと心配になるなら
事前に全て調べておく習慣をつけよう

というようにマインドシフトを行い、本人のたゆまぬ努力もあり、今のご活躍に繋がっています。ちなみに、今もパニック障害の発作は完治しておらず、悩まされる場面もあるそうです。ですが、「……でもそれでいいじゃないか。それが僕なんだから。」と思えるようになったそうです。


そんなMBさんの記事を自分の嫌いなところをバーッと書き連ねて、「しんど……」となっている最中に思い出しました。以前読んだ時は正直あまりピンとこなかったのですが、今回のテーマを踏まえるとグッと理解度が上がって読むことができました。


自分の嫌いなところも自分の一部と受け入れてあげたり、リフレーミングをして前向きな解釈をしてあげることで嫌いなところが嫌いじゃなくなり、憎めないキーパーツになる気がします。

先程挙げた自分の嫌いなところも、

・逃げグセがあるところ
→フットワークが軽い
・自己否定するところ
→自分の伸びしろを見つける天才
・他者と比べてしまうところ
→客観的に物事を見ることができる
・ダラダラする天才であるところ
→常にゆとりを持っている
・朝令暮改をよくするところ
→臨機応変
・ここぞ!の場面でビビるところ
→どんな場面でも、リスクを考える事ができる
・八方美人の為に自分にも周りにも嘘を付くところ
→理想のハードルを高く設定している

無理矢理感はありつつも、リフレーミングをして肯定的に解釈を変えてみました(笑)

無理にリフレーミングをせずとも、徐々に自分の良いところも悪いところも受け入れて個性にしていきたいなと思います。


この「1ヶ月書くチャレンジ」を通じて、色々なことを振り返ったり、新しく気がつくことができています。残りの期間もテーマと向き合うことで新たな気づきを得ていきたいと思います。

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