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特に意味のない文章019

 さあ始まりました、またしても特に意味のない文章だ!今回選んだ画像は、これは……ビー玉か。集光レンズのようになっているのかして、何とも妙な非現実感のある写真で、思わず選んでしまった。さて、今日は何の話をしようか……特に話題は思いついていないのだが……そうだなあ、性格、人間の性格の話でもしようか。今回もいつも通り写真と内容が全く関係ないものとなりそうだ。

 筆者はもちろん専門家ではないので、ああ、そういう考え方もあるのか、そうかそうか、君はそういう奴なんだな……程度で思ってほしい。専門家の人は、はは、ぬかしよる。程度でよろしくお願い申し上げる。

 性格、性分だとか、その人個人がもつ属性、マテリアル、素材、精神性、そういった成分だ。人は誰しも主義主張、趣味嗜好がある。多くの人はその性格と言った成分が、当人の精神世界を元に形成するものと考えているだろう。しかし、性格というものはもっと複雑怪奇なシステムで成り立っている。というのも、人間という生き物は各々好き勝手に生きているわけではなく、社会性というものを持ち合わせているからである。

 さて、社会性があると本当に性格が変わるのか?という話になってくる。結論から言うと、性格の半分は社会的地位、立場、所属する集団によって変化している。まずはその辺りの話からスタートしよう。
 例えば、友人の中で物静かな人がいたとしよう。ああ、あいつ、いつも静かで、あまり喋らないんだよ。そんな人がグループの中に大体一人か二人いる筈だ。そして、グループは自分のグループだけではない、津々浦々、世の中にはたくさんの友人グループがある。それぞれのグループから物静かな人物を一人取り出し、物静かな人間だけで新たなグループを作るとする。

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こうやってできた「物静かな人だけで出来たグループ」は本来静かな人たちだけになる。しかし、この関係性をしばらく続けていると……

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わっ!物静かな人がひとりになっちゃった!!

 とまあ、こういうことが往々に起こる。勿論この集団がもつ熱量は、他の集団に比べて低いものとなることが多いものの、静かな人同士でグループを作ると、その中から騒がしい人と、静かな人が発生し始める。不思議なものだ。

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 何故このような現象が発生するかというというと、物静かな人グループの中にも、比較的騒がしい人、その中でも特に静かな人、こういった人たちが居る。これらの関係性が徐々に顕著になり、最終的にそのグループで騒がしい人、静かな人が生み出されていくのだ。

故に「人の性格の半分は集団が形成している」と言える。

 これは人間という生物が「そもそも何かと比べる事」で自分の姿を認識しているからに他ならない。例えば受動的なグループの中で、自分より受動的な人が多いのであれば、誰かが舵を取るなり、盛り上げるなりしなくては、集団として成り立たなくなってしまう。AよりBが受動的ならば、AはBより能動的な人物になってしまう。つまり、性格の決定は集団の中で相対的にどう見えているかが重要なのだ。
 友人の中には、おまえ塾では明るい性格してるよな……みたいな人がいたかもしれない。それは、その塾ではその人が最も外向的なだけだ。何もおかしい事ではない。周囲が内向的すぎるのだ。
 人は会社や学校での自分の振る舞い、家族間での振る舞い、友人間での振る舞い、それぞれ対応が違う。全ての関係性において一辺倒の反応を示す人がいるならば、それはロボットかSiriかAlexa辺りだと思う。人は関わっている人によって考え方も、動きも変わってくるものだ。
 こういった反応を示すようになったのも、社会性を持つ人類の特徴である。何かできる人が他の人にできない何かをする。そうやって我々人類は発展してきたようだ。

 さて、人の性格の半分は周囲の人物で変わるのならば、残り半分は何なのかという話になる。この残り半分のうち、大体ではあるが更に半分が両親からの遺伝、もう半分は環境によるものと言われている。意外なことに我々は自分の思った通りの選択があまり出来ていないのである。
 先天的に決まってるものが半分、後天的な経験(趣味嗜好)で決まるものが半分と、個人がもつ経験(趣味嗜好)による選択は全体の1/4~1/3ぐらいしかない。皆なにかしら、しがらみの中で生きているのである。

 人の性格とは大体そんなものだ。多くの人達はきっと自分で考え選択していると思っているだろうが、立場や社会的地位、所属しているグループに大きく引っ張られている。その為、しばしば手段と目的がテレコになってしまったり、本心というものを見失いがちになる。自分を見失わない様に生きていきたいものだ……

といっても

じぶんのきもちとむきあうっていうのは

しんどい作業だからなあ……

ぶっちゃけ、そんなことをしなくても人は生きていける。

今回はなんか真面目な文章になってしまったな。

なんか適当にこの辺りで帳尻を合わせてやわらかくしておこう。


材料
・文章:2,000文字
・酒:大さじ2
・みりん:大さじ1

1.文章を酒、みりんで30分程、漬け込みます。
2.やわらかな文章のできあがりです。

今日はこれでおしまい。
ちゃんちゃん。

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