「帰ってきたウルトラマン」を知っていますか?その1

タイトル通りです。
知っていますか? と問いかけている割りには、私自身もアマチュアの知識しかないので、鋭い突っ込みはご容赦ください。

私の職場にはそれなりに異動がある。
2年から3年に一度異動というのが鉄板だ。
新しい環境というのはいつだって最初緊張する。
そのときにいつも心の支えになっていること。
「この中で一番ウルトラマンに詳しい」という自信。

何を訳のわからないことを……と思われるかもしれないが、
仕事に関係ないことでもいいから一つくらい自信のあることがないと初日から心が折れがちになる。
変な上司や先輩に当たっても、「いや、でも自分の方がウルトラマン詳しいんで」と思いながら、1ヶ月を過ごしたりする。

私は30代の女だ。
この年代の女でウルトラマンに詳しいなんて、結構マイナーだと思う。
なぜ詳しくなったのかというと、父が幼い頃にウルトラマンのビデオをたくさん借りてくれたからだ。
父はウルトラマンというよりは、特撮が好き。
ウルトラマンよりも仮面ライダーの方が好きそう。
だけど、仮面ライダーは幼児には難しいから、ウルトラマンになったのだと思う。

そんな環境で育ったもんだから、家にあったおもちゃはウルトラマンシリーズのソフトビニール人形。
銀の塗装が禿げるまで使い込んだ。
祖母からのプレゼントも、ウルトラマンシリーズに登場する空飛ぶメカ。
ウルトラマンの図鑑はボロボロになるまで読み返した。
弟との遊びもウルトラマンごっこ。
腕をクロスさせて練習すれば、スペシウム光線が出ると信じていたし、キックやパンチの練習もした。

そんな私の一番好きなウルトラマンこそ「帰ってきたウルトラマン」でおなじみ、ウルトラマンジャックである。

え?
ウルトラマンジャックって誰って?
以下、ジャックと呼ばせていただきます。

そもそも「ウルトラマン」に出てくるウルトラマンと、
「帰ってきたウルトラマン」に出てくるウルトラマンが違うことを
普通の人はご存知だろうか。

「ウルトラマン」と「帰ってきたウルトラマン」の間に放送された「ウルトラセブン」。
ウルトラマンとウルトラセブンの造詣はかなり違うので、誰でも見分けがつくだろう。

本当は「帰ってきたウルトラマン」は「ウルトラマン」の後継作として制作するつもりだったが、商品化などいろいろな観点から違うウルトラマンが急遽作られたらしい。

なので、造詣はウルトラマンとかなり似ている。
見分け方は、ウルトラマンと比べて
①胸元の模様に一本赤い線が多い
②下肢の模様がブルマみたいに短い
くらいだろうか。
私はそこで判別している。
顔? お顔はウルトラマンと同じなので、証明写真程度では見分けがつきません。

そのため、知名度はやや低め。
見ただけで違いがわかる人間はそうそういない。
いたら、きっとウルトラマンシリーズが好きな人。


……思ったより長く語ってしまうので、今日はこの辺で。
次回はジャックの少し切ない話とかできれば。

完全に見切り発車でプロットもないので、話が点々とすると思います。
また、最初に書きましたとおり、好きな人間が記憶を思い返しながら書いているだけです。
あらかじめご容赦ください。

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