ウルトラマントレギア
しばらくぶりの更新です。
さ、サボってたわけじゃないからね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ところで皆さんは、負の感情との向き合い方どうしてますか?
理性では分かっていながら、感情だからやり場のない思いになるそんな事多くないですか?
かという僕は溜め込んで溜め込んで、爆発して体調を崩してしまう…もしくは、それが漏れ出て他人を傷つけてしまうそんな経験が多いです。
そこで今回は、特撮の中でも心の闇との向き合い方について考えさせられるキャラクター「ウルトラマントレギア」について語ろうかなと思います。
「ウルトラマントレギア」とは、ウルトラマンの故郷光の国「M-78星雲」出身でありながら「光の戦士」としてではなく、"闇の存在"として生きる道を選んだウルトラマンです。
その性格は、紳士的に見えて陰湿で狡猾、他人の望む物を与えるフリをして他人を最悪の道に陥れるに仕向けるまさに「悪魔」その者。
そしてその狡猾かつ陰湿な策略でウルトラマン達に挑戦していきます。
その外道っぷりは、特撮ファンの中でも好き嫌いが分かれるキャラクターとして、有名になりました。
しかし、彼は最初から悪魔の様な性格ではなかったのです。
彼は、ウルトラマンタロウを唯一無二の親友として持ち、かつて光の戦士として在りたいと強く願っていたウルトラマンでした。
しかし、ウルトラマンタロウといえばウルトラ兄弟でも有名でウルトラの父とウルトラの母を両親に持ったエリート中のエリート。
それでいて、優秀な才能を持ち、飾らない性格で誰からも人気があり尊敬される存在。
皆さんの周りにもそんな親友や両親が居たら、自分の無力さ未熟さを痛感させられて、かつ本人に言えないから行き場のない感情が溜まりますよね。
勿論、「トレギア」はタロウの優秀さ恵まれた環境に嫉妬します。しかし、彼は「タロウと共に在りたい」「タロウを越えたい」という気持ちに変え、宇宙警備隊(ここに所属してないとウルトラマンは、他の星を守る事が許されない)の入隊試験に臨みます。
結果は、「不合格」。血の滲むような努力をしましたが、実らず彼は挫折を味わう事になります。
「トレギア」は、科学技術局(ウルトラマンの武器や変身道具などを作って技術力で戦うウルトラマンをサポートする組織)に所属する事になりました。彼は元々頭脳明晰であり、その能力を遺憾なく発揮して上司からも一目置かれる存在となりました。ある日彼は上司にこう言います。
「自分は、モノを作ることしか出来ない。光の戦士として情けないです。」
しかし、上司はこう答えるのです。
「戦うことだけが光の戦士としての使命じゃない。技術で宇宙の平和に貢献するのも光の戦士として大事な役目だ」と。
この言葉でトレギアは、勇気づけられました。
しかし、残酷にもその上司は科学技術局を辞め、ある惑星が滅ぼされた事により復讐の鬼の戦士として宇宙に名を馳せてしまう事になります。
ずっと憧れていた親友との功績の差、憧れていた上司の豹変、ウルトラマン、光の戦士とは何なのかという負の感情が溜まり誰にも打ち明けられることなく、彼は光の国を逃げる様に去りました。
そして、その負の感情を持ちながら旅を続けていくうちに虚無思考、自暴自棄、劣等感といった感情が心を蝕んでいき悪魔の様な歪んだ性格になってしまいました。
そして彼は邪神の眠る惑星に辿り着き、邪神の力を取り込むという悪魔の契約しました。
その結果、彼は強大な力と悪魔の様な残忍で冷酷な性格をもつ"闇のウルトラマン"へと変貌していくのです。
ここまで見ると人間でも良く在りがちな思考に辿り着きます。
①理想と現実の狭間があまりにかけ離れて苦悩する。まともに戦おうとして、自己嫌悪や嫉妬を大きくしてしまう
これは、よくありがちなのではないでしょうか。
かという筆者は、これを最近毎日やらかしてます。
②周りに弱音を吐ける存在が居なかった。そういう存在を作ってこなかった。
これも陥りやすいかと思います。トレギアは、別の世界、別の友人といった広い視野を持っていれば悪魔の様な歪んだ性格にならず、自分が本当になりたかった光の戦士になれたのでは、ウルトラマンタロウと共に歩み寄れる存在になれたのではと筆者は思います。
ここまで「ウルトラマントレギア」について書いてきました。
ここからは、筆者個人の話も入りますので有料となります。
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