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日本株の証券コードについて

こんにちは。
かいです。

今回は日本株につけられている証券コードについて紹介します。


証券コードとは

証券コードとは、証券コード協議会が公開株式や公募債券、その他上場証券について、識別のために付与しているコード番号のことをいいます。

SMBC日興証券HPより引用


例えばトヨタ自動車なら7203、ソフトバンクグループなら9984という風に割り当てられてます。


この証券コードですが適当につけられているわけではなく、実は業種別に番号が振り分けられています!


【水産・農業】
1300番台
例:マルハニチロ(1333)

【鉱業】
1500番台
例:日鉄工業(1515)

【鉱業(石油・ガス開発)】
1600番台
例:石油資源開発(1662)

【建設】
1700〜1900番台
例:三井住友建設(1821)

【食品】
2000番台
例:アサヒグループホールディングス(2502)

【繊維・紙】
3000番台
例:日本製紙(3863)

【化学・薬品】
4000番台
例:荒川化学工業(4968)

【資源・素材】
5000番台
例:神戸製鋼所(5406)

【機械・電機】
6000番台
例:ファナック(6954)

【自動車・輸送機】
7000番台
例:トヨタ(7203)

【金融・商業・不動産】
8000番台
みずほFG(8411)

【運輸・通信・放送・ソフトウェア・電気・サービス・ガス】
9000番台
例:ソフトバンクグループ(9984)


しかし現在では数字が足りなくなってしまったので新規上場企業の株は、業種に関係なく2000〜4000番台が振られることが多いそうです。

例:マネーフォワード(3994)


なぜ日本は証券コードが導入されたのか?

証券コードが導入された理由は、2つあります。

①証券コードによって業種を瞬時に判断できるようにするため。
②誤発注を防ぐため。


①について

昔はインターネットで取引ができなかったので、証券取引内の立会場で株の売買が行われていました。

立会場には業種別にブースが分かれています。
下記参照

画像1

Yahoo画像検索より引用


会社名だけではどのブースで取引できるかすぐにはわかりません。

なので昔は証券コードによって瞬時に業種をわかるようにしていました。


むろん現在はネットの発達により立会場も消滅したので、わざわざ業種をすぐ把握する必要はなくなりました。

↓立会場があった場所(Yahoo画像検索より引用)

画像2

なので新規上場株は業種に関係なく番号がつけられています。
※それ以外にも先ほど説明した通り、番号が足りなくなったというのも理由の1つです。


②について

上場株の中には似たような名前があります。

例:アサヒグループホールディングス(2502)
アサヒホールディングス(5857)


アサヒグループホールディングス(2502)はビールの会社名ですが、アサヒホールディングス(5857)は貴金属リサイクルと産業廃棄物処理の会社です。

全く関係のない会社です(笑)

ですが証券コードがないと一瞬間違えますよね…😅

それを防ぐために証券コードが導入されています!


まとめ

証券コードとは日本独特の制度です。

日本株投資家の方は「銘柄名で検索するより番号で検索した方が楽」という人もいることでしょう。


余談ですが、私は以前勤めていた会社の証券コードを覚えてます(笑)

理由は社内ケータイの暗証番号が証券コードだったからです😅

さすがに前勤めていた会社の証券コードはいいませんよ(笑)


まぁそんな感じで今後は証券コードも意識しながら投資をしてみると面白いかもです。😆

私自身も今回記事を書くために様々な文献を読み、「へぇ〜なるほどね!」と勉強になりました😊

インプットとアウトプットの両方ができて大変嬉しいです❗️


皆さんも興味のあることは勉強しながら人に紹介すると、深い学びができるのでオススメです👍


最後に話は逸れちゃいましたが、この記事を読んで株式投資に興味を持ってくれる人が1人でも増えてくれれば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました😊


【参考文献】


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