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【決勝大会ベスト4】ニューゲートの調整過程とデッキ解説

決勝大会で使用したデッキ


2023/8/20開催の1次予選決勝大会で予選1位通過、最終成績ベスト4の使用デッキのニューゲートについての記事です。

(筆者の過去出場公式大会)
・2023/1/14 東京第二予選7-2 ベスト32 (錦えもん)
・2023/6/10 エリア大会広島7-2 ベスト16 (ニューゲート)
・2023/8/20 1次予選決勝大会8-1 ベスト4 (ニューゲート)

デッキ選択

ゾロかニューゲートで迷っていましたが下記理由によりニューゲートに決定。
<メリット>
・再現性の高さ
・デッキパワーの高さ
・不利対面の少なさ
・時間切れの心配無用
<デメリット>
・トップメタデッキ
・ミラー先攻

まずはメリットについて
1コスサーチの《イゾウ》と《白ひげ海賊団》による圧倒的な再現性に高さに加え《マルコ》や《エース》、《ニューゲート》などのパワーの高いカードを多く採用することができます。
1試合に上ブレを集結させるのではなく、常に高いパワーを発揮できます。
また、マッチングしてしまうと絶望的な不利対面も無いと考えています。

デメリットについて
トップメタデッキであるため大会出場者は必ず対ニューゲートの練習を行い様々なプランを用意してくるため、相手の知識不足やミスを拾って勝てるゲームは極端に少なくなります。
→しかしどれだけ対策されてもニューゲートのデッキパワーが高く、約半年ほど環境トップデッキとして存在しています。
また、ミラー先攻の場合勝率が出ないという点については他のデッキを使ったところで解消できる問題でもなく、ニューゲートミラーの先攻を練習した方が解消できると感じたためデッキ選択を変えるほどのデメリットではないと判断しました。

デッキ選択についての総括は極端に言えば“ニューゲート使って負けるなら他のデッキ使っても負けてる”です。

調整過程・構築経緯

エリア大会広島から決勝大会に向けて、同大会に出場予定の下記3人にメインで調整を手伝ってもらいました。
Ryu選手(@dm_ryu_m )非公認CS優勝多数
amato選手(@ryuthan_1016 )エリア大会広島優勝者
ひょっとこ選手(@Hyotto_Ko_SN )公式3on3姫路優勝者

調整方法としては一通り環境デッキへのプランを決め、その後は数が多いと予想される対面との無限にやりこみ。
エリア大会上位入賞者が参加し少ないラウンド数で日本一決定戦への権利を目指す決勝大会の性質上、多くの環境デッキと満遍なく練習するより数が多いと予想されるデッキへのプランを固める方が重要だと考えていたため大会直前の2週間はニューゲートミラーと対ゾロを練習しました。

まずはテンプレ構築で調整開始

ニューゲートミラー先攻:負け越し
対ゾロ:ボロ負け
調整段階で負けることはそんなに問題視していません。
負ける→敗因を理解する→改善を意識してプレイ→プレイに沿って構築を改良
このロジックを繰り返し最終的に勝てれば良い、練習を含めて常に勝つことが重要なのではなく勝敗の結果に対して要因が理解できるかが重要だと考えていたためそこまで焦っていませんでした。
→調整メンバーからプレイのアドバイスをもらい改良した構築

幅広い対面に強力な《エース》を不採用、6/8000増量とカウンター増の役割を持つ《ヤソップ》に変更しました。
《エース》が強力なカードなのは間違いありませんが今回の決勝大会で多数持ち込まれると予想していたニューゲートとゾロには不要、レベッカやカタクリ対面には当然強いが《エース》がないと勝てないわけではないという判断で不採用。
また、ニューゲートミラーは圧倒的に後攻が有利ですが後3で《サッチ》が引けなかった場合に後攻の優位性が薄れ負けてしまう可能性が高まります。
ミラーでは後3と先4で6/8000が必要なため、この枠を増やすことが勝率の底上げにつながると判断しこの構築を決勝大会に持ち込みました。
(ミラー先攻と対ゾロの勝率は上がりました。)
デッキ構築にあたり不採用カードの理由については後述しますがデッキの性質上、局所的な場面で効力を発揮するようなカードは極力不採用にして安定感を上げることを重要視していました。
(例)リーサルターンに強いカードを採用するよりも防御力を上げてもう1ターンもらい総攻撃力を上げる方がデッキの主軸からブレないプレイと構築を目指すことができます。

↓決勝大会の結果
赤ゾロ◯
赤ニューゲート◯
赤ニューゲート◯
赤緑ロー◯
赤緑ロー◯
赤ゾロ◯
黄カタクリ◯
赤緑ロー◯
赤緑ロー×

プレイ方針

ニューゲートミラー(後攻)

主に下記3パターンをメインに試行し、私は①が最も勝率の出るパターンだと考えています。
①《4マルコ》《サッチ》《4マルコ》
②《4マルコ》《サッチ》《サッチ》
③《アトモス》《サッチ》《4マルコ》×2

① 《4マルコ》《サッチ》《4マルコ》
ライフ全受け
後2 《4マルコ》
後3 《サッチ》
後4 《4マルコ》を追加、アクティブを残す必要がないため8000以上×2でアタック可能。
イベントカウンターを3枚以上引いている場合はこのターンに《4マルコ》も攻撃参加してアクティブ1残し。
このパターンの特徴は後4で《イゾウ》《白ひげ海賊団》を使用することができ、手札が整っている場合は大きめのアタックや嵩張っているイベントカウンターを消費しながら《4マルコ》を攻撃参加させることができる点です。

②《4マルコ》《サッチ》《サッチ》

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