リゼロ読了中感想纏め・その1(4章終了・4章までのネタバレ有)

*web版4章を読み終えた(当時2017年12月)の感想です*

*当時書いたフセッターから直接の引用*


以下、4章のネタバレ含

いやー、アニメ2期ができた場合「ナツキ・レム」を何の説明なしに1話Aパートにして?
そして、Bパートで「イタダキマス」を持ってきて何の身構え無しに3章ラストを読んだ俺のような気持ちをだな……おのれ暴食。お前だけは絶対に許さんぞ。

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アニメ版は確か1年くらい前に一挙放送にガーっと見たんですけど、「レムって子。ほんまドチャクソ見た目ドストライクでかわいいな・・・」という邪な気持ちが5割、後は「このループ物主人公はどういう心情でやっているんだ」という気持ちが5割でweb版に手を付けたのが2週間前ですけど。

思っていた以上になげぇ!!!!! でも、それよりもすごーくおもしれぇ!!!!!! 4章とか契約を持ち出したシーンから最後まで思わず1日で読み切ったぞ、ナツキ・スバルゥ!!!!

・・・・・・・と、流石にこのままの勢いで書いていくのはまずいので一旦落ち着いていきましょう。ビークール、ビークール。

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基本的に「ループ物作品」は
1、主人公と仲間が厄介な上に重大な事件に巻き込まれる
2、主人公が何の因果でループ能力ないしは類似能力を持つ
3、主人公がそのループ能力を用いて事件を解決する
という構造で作られているというのが自分の中で確定されていると思ってます。

例えば、アニメ版ではリゼロと同じ制作会社が担当して劇場版も制作された、かの科学ADV「シュタインズ・ゲート」もといシュタゲ。
1、主人公と仲間がタイムマシンを巡る騒動に巻き込まれる
2、特殊な記憶保持能力を持った主人公がタイムマシンを使って疑似的にループを行う
3、以下略
という風に出来るでしょう。

リゼロも同様に見ての通りに
1、主人公と仲間が(主に)王戦を巡る事件に巻き込まれる
2、主人公が『死に戻り』能力を持つ
3、以下略
ですね

ここで、シュタゲでは「2・3」の際に「主人公が仲間にループ能力について全て打ち明けて、事件解決に向かう」……つまり「抱え込んでいるものを全て吐き出した上で主人公に付き合ってくれる仲間」がいるとも言い換えられます。

一方でリゼロの場合は
・主人公が抱え込んでいるものを原則的に吐き出せない
・例外的な状況で吐き出せたと思ったら、それ以上のしっぺ返しを食らう
と、完全に「孤独」の戦いなのが特徴的であるなと。
確かにエキドナやロズワールといったスバルの『死に戻り』を知っている人物もいくつか出ている物の、主人公にとって完全な仲
間だとは言い切れない。
……「主人公を阻む強大な壁に対して、ループ能力を駆使して孤独で立ち向かう作品」と言ったら、「CROSS†CHANNEL」も頭に過りますけど、あれはそもそも主人公が最初の地点で「SAN値14」クラスの狂人過ぎるので比較にはなりませんね。


―――――だからこそ、3章での「ゼロから」や4章の「オットーの叱咤激励」が自分の中では物凄く映えたのだろうと。


「主人公が完全に腹を割って話せなくても、周囲の人物が主人公の言うことを理解した上で無理やり立たせる」というのは、よくある手法と言えば手法だとは思います。
ただ、テキストではなく、それまでの道程に緻密に積み上げられたシナリオによって久しぶりに思いっきりぶん殴られたなって気持ちは本当に大きいです。
それこそ、後者はあれです。「友情は見返りを求めない」ってのをどことなーく思い出しました。

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他にも色々と書きたいこととかあるんですけど、流石に目がしょぼしょぼするので一旦この辺で。

いやー、ここまで面白いとは思ってなかったのでちょっと最新話まで読破したら書籍版買って2周目に入ってみよう……。

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