宗教ごっこで逃げた話(終)

今までいろんな友達と喧嘩別れしたりフェードアウトしたりしてきましたが、たぶんこの時は一番頭を使いました。
こちらが優位性を示したところで、対抗心を燃やされるだけなので、電話の回数は絶対増えます。
こちらが今よりもへりくだったりしたら、もっともっと増えます。

新しい趣味を見つけてあげたとしても、私以外の人と関わるようなものは絶対無理です。
他の人に聞いてみろとか言ってみろという話の持って行き方もできません。

私はこれに成功したら、この先の人生のあらゆることにスムーズに対応できるのではないかと思うぐらい、悩みました(笑)。
ある時、人の話を聞かないのは人の話を信用してないというのが根底にあるからじゃないのかと思いました。だったら、「信じる者は救われる」な宗教をぶつけてみたらどういう化学反応を起こすんだろうか、と。

スピリチュアル女子な職場の後輩に協力を取り付け、従姉から電話が来た時に、従姉が何を話そうとも「あのね、スピリチュアル・カウンセラーの☆☆さんの言葉で、こういうのがあってね、これがあなたに合うと思うんだ~」というノリを延々と続けてみました。

何と従姉は、電話の向こうでうろたえていました!明らかに動揺しているのがわかり、私が「なんでそんなに驚くの?」と聞くと、しどろもどろで電話を切りました。
これはおもしろいと思った私は、ダメ押しでその☆☆さんの言葉をメールしまくりました(後輩に本を一冊借りました)。

その後二度と、従姉から電話はかかってきていません。

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