見出し画像

私は天才になれなかった

小さい頃から、なんだかんだで
体育会系思考の環境で育ってきた。

挨拶、礼儀、声の大きさ。
元気と笑顔と克己心と強さ。

なかでも中学は特にひどかった。

私の中学校は吹奏楽部がものすごく強かった。
強さを書いてしまったら、簡単に特定できるほど
当時、無双していた。

その歴史の中でも私のいた時代は特にすごくて
いわゆるブラック部活ってやつだったと思う。

大人になってから、
「所詮中学のレベルだろ」
と言われることもあるが、善悪の区別がまだはっきり自我に伴っていない中学時代だからこそ、
いわゆる「かわいがり」の悲惨さはえげつなかった。

上級生全員が教室で待ち構えている部屋に
一人ずつ入っていき、ギャグやら自己アピールやらをする。
これがうまくいかなかった子は一年中、パシリにされる。


ただし、強い学校と弱い学校には
その「かわいがり」に明確な差がある。
少なくとも、私の周りの話を聞く限りはそうだ。


才能のある人が
ターゲットにされることはない。


そういった過激なことをしてくる人達も
本当に才能があった。
特にひどかった先輩たちはほとんどが
音楽でご飯を食べている。

練習をして、評価されると
先輩たちもいじめてくることはない。

たまに漫画とかで、才能ある人が虐められたりするけど
そんなことしてる時間はない。

そんなこんなで、私は日本一を何度も手に入れて
休みの日はボーッとしてると先輩や後輩や同期が
楽器を吹いてテレビに出たりする。

その後の生活でも、常に物足りなくて
わざと「過酷」とか言われるバイトや環境に
身を置いてしまう一種の病気だけど
おかげで、区別ができるようになった。

向上心や、頑張る人を
「さむい」とか「いたい」という人は
出世しないし仕事ができない。

残念ながら、これは事実だ。

別に仕事ができない人が悪いとも思わないし、
頑張れとも私は言わない。
とゆうか、頑張らないことの何が悪いのか。

ただ、ひたすらに仕事ができないだけだ。


あまり努力してない上に態度も悪いけど、
飄々とやってのける人はカッコいいから
みんなそれを目指す。

でも頑張らないと出来ない。
そんな自分を凡人だと認めたくないから
空回りした努力をしてる人を「いたい」と言ったり
頑張らないことを自虐的に
「自分は自分を理解してるんで」
みたいな態度でやり過ごす。
飄々と、の部分だけはせめて残しておきたいよね。
気持ちすごく分かるよ。

努力は才能の一部だ、という言葉や
努力して出来る人は最初からできる人だ、とか
努力しても失敗してる人のが多い、とか

世の中努力しなくて良い言い訳が多いよね本当。


因みに私は努力して「イタい」と言われる側だから
黙らせる手段があることを二つ知ってる。

結果を出すこと
無視すること

まあ、本当に限られた一部のがんばらないでも出来ちゃう天才に
「頑張りすぎじゃない?」と言われると死ぬほど恥ずかしいんだけどね。


凡人は人の1000倍頑張っても天才になれないんだから
せめて1002倍くらい頑張ろう。

って、左利きのエレン読んで思いました。

みんなも読もうね。
ジャンプラで全話初回無料だよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?