🎩BLワールド備忘録✨シネマ編📽️

韓流シネマ
『霜花店』2008年
（NETFLIXより）

古今東西、王宮における男色✨の習慣は古くから実在し、若い男児を侍らせ教育する皇族は多くいた。

そんな内情を色濃く取り上げた作品をご紹介💕

『霜花店～運命、その愛』
キャスト
ホンニム：チョ・インソン
高麗王：チュ・ジンモ
王妃：ソン・ヒジョ

高麗王時代、王は美童を集め乾龍衛（王の身の回りを護る兵）を寵愛したとされる。
この作品の主人公、高麗王も幼少の頃から乾龍衛のひとりホンニムを側に置き、剣のみならずカヤグムの弾きかたを教えたり寝食をともにして成長した。

高麗は衰退を極め元（モンゴル）の支配下にあり、政略目的で元の王妃を娶ることに。

元（モンゴル）との緊迫した情勢を回避するために、妃の一刻も早い懐妊が迫られていた。しかし、高麗王は女を抱けない同性愛者だった。
跡継ぎが望めないのなら元から養子をとれと強い脅しに押された王は苦肉の策を講じることに。

自らの僕であり、寵愛するホンニムを妃のもとへと送り出す。

王の仕打ちに戸惑うホンニムだったが、妃の寝所へ通ううちに、国のため元から無理やりに連れてこられた妃の身の上と心情に打たれ心を通わせるように…。更には女の身体を知ってしまったホンニムと初めて女としての悦びに目覚めてしまった妃は、離れられない関係に。

まさかホンニムの心までも離れてしまうとは思っていなかった高麗王はやがて激しい嫉妬からホンニムと剣を 交えることとなり…。
（そう、かわいさ余って憎さが百倍に➰😱）

王という面子とホンニムへの愛と葛藤を描いた作品。

R-18指定だけあり、男女、同性ともにその濡れ場の激しさと美しさがクローズアップされ、興行収入
鰻昇り‼️
なんやかんや言うて、みんな見たいんや～❤️個人的には、男同士の濡れ場がチヨット少ないんちゃう⁉️と思ったのはあたしだけ？

ともあれ、インソンの鍛えられた体はホントに美しい❤️

✨✨✨
それにしてもどうして、わざわざ自分の男を妃にあてがったのか？
そこには、王の悲願が秘められていた❗️

「女を抱くことの出来ない身の上ならば、せめて愛するホンニムに似た子をこの手に抱きしめたい」

純愛ゆえにとった王の行動が皮肉にも互いに初めての相手となったホンニムと妃に愛の炎を灯してしまったのだ。
王は本心からホンニムを愛していたんだよね😃

余談ですが、この心情は『日出処の天子』（BLスパイラル参照）の厩戸の王子が愛する毛子の子を宿した刀自古を娶るところと被るわ😃愛した男のDNAを欲するんだ。

🌀BLスパイラル💫｜ひよっこトレーダーKAHO☆ちゃん｜note

最後の立合いは壮絶過ぎて涙無しには観られない。剣が引き裂くのは血肉とともに心をも切り刻み崩壊して行く～💦

「おまえは、一度でも私を愛したことはあるか？」息も絶え絶えに聞く王。その眼差しは愛する人に振り向いてほしいと訴える。
が、その懇願は叶うことはなかった。
「いいえ、一度も」と答えるホンニムの心は初めて愛した妃を晒し首にした王への憎しみに満ちていた。
目を見開き息絶える王。
なんとも、哀しく憐れなチョナ～💦

そして、その玉座に座るのはいったい誰？
一番したたかなのは…？

最後のメッセージは
互いに命尽き果てた末にこれは夢か幻か？
笑いながら、馬に乗り楽しげに弓を射る王とホンニム。

死して漸く結ばれたというのか。
いや、そこにあるのは高麗王の、儚くも純な愛のみか…。切ない～💦

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