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『美しい彼・番外編~interlude~』

気持ち悪く、気持ち良い。
言葉の形にはできそうに無い、自分に誂えたかのような幸福だった。



『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』3部作で語られなかったエピソードを集めたオムニバス。

悩める乙女な清居

恋人同士なのに、一方通行の恋心にもだえ苦しむ清居❣
バレンタインチョコの売り場に参戦する姿には可愛すぎてぶち抜かれた💘

そんな清居の心情を推し量れるはずの無い平良は、自己中金色ワールドで暴走し、清居をふりまわす‼️
冒頭の一説はそんなキング・オブ・キモウザの平良に対して自覚した清居の心情なのだ😅

もどかしさと悩ましさが交錯する。

読んでいくにつれて、本作では語られなかったエピソードで、実はあの時はこんな裏事情があったのかと、色々灌漑深い。

5部を暗示する


そして何より注目なのは今回書き下ろされた作品。
新たなるふたりの未来を暗示していて興味深い。

『あるふたつの視点から探る、愛と青春の逆走について』

『悩ましい彼』で、舞台の役作りのために別居を敢行したふたりの行動と心情を同時進行で書かれている。

そのなかで、相手の才能におののきつつも、それがパートナーであることに至福の幸せと恐怖を痛感する清居の心情がグッと来た✨

物事というのは不思議なもので、それに打ち込むほどに、努力するほどに、真剣にむきあうほどに、己の足りなさが見えてくる。適当にそれなりにやっているときはあった自信が崩れていく。他人の才を正しく評価できるようになり、似たような立ち位置にいるとおもっていた相手が、実は自分よりもずっと高い位置にいることを思い知らされる。
そういうフラットな目で見た清居奏という人間は、凡人、だった。
平良のような奇矯と紙一重の非凡さはなく、一歩づつ這いずっていくしかない。

この先のふたりの展開に目が離せない‼️
はやく続編が読みた~い❤️

 

奇跡の実写化


実写ドラマも2シーズンが近々放映されるのが、待ち遠しい❤️

1シーズンも再放送されて、改めて観ての感想は萩原利久演じる平良が、回を追うごとにキモウザさが増してゆき、最終回では、『キング・オブ・キモウザ』に仕上がっていたのに感動😁
一筋縄では理解できない平良のマインドを萩原独自の視点で消化し、なりきった感が溢れてた‼️

一方、八木勇征演じる清居は、ほんとに美しいビジュアルに加えてカリスマ性も完全に原作を越えていて、更には演技も逸品❤️
清居が一方通行の想いに悩み苦しむ姿は、悩ましくも微笑ましい😁
「俺は普通なんだよ❗️」と訴える姿にキュンキュン💕

セカンドシーズンがほんと楽しみです🎵

余談ですが、ふたりのスタイリングのコーディネートがすごく良かった。
清居の身につけているもののひとつひとつが洗練されててカッコいいのが、平良のダサさを際立たせていて、スゴい納得😁

スタイリストは小泉美智子さんだった。チェックしとこう🎵

2月7日にはシーズン2

3月1日から期間限定でシーズン1の特別編成版が公開

4月7日には劇場版が公開
楽しみな春だ🎵


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