新卒プロダクトマネージャ(PdM)が考えた、 "ひよっこ PdM としての心構え"

このまとめは、 Product Manager Advent Calendar 2018 の 17 日目のコンテンツとして、びくびくしながら投稿されたものです。

前日の Advent Calender を担当したのは、弊社で働く優秀イケメンプロダクトマネージャ(PdM) の @kyosu_ke さん。笑顔が素敵な大先輩の翌日担当と知り、こっそり名前を消してしまおうか 35 分悩みました。勇気を振り絞ってまとめた内容を公開してみたいと思います。

今回は「ひよっこPdM の心構え」についてまとめます。個人的に新卒 PdM って結構ハードル高いと思ってます。名刺の渡し方も知らないで、仮にも「マネジメント」って肩書で働くし。海外では、 GAFA くらいしか新卒 PM を採用してないなんて話も。それも、超優秀大学の主席クラスのみ採用対象とか。

とはいえ日本では、「新卒 PdM 」というキャリアが市民権を得そうな流れがあります。自分も 2018 年の 4 月から新卒 PdM として働いています。働いた当初は、新卒 PdM が持つべき心構えに関するまとめが少なく、どう動けば良いのか分からないことが多くあり、たくさん失敗をしました。

てことで、8 ヶ月前の自分を助けるべく、新卒プロダクトマネージャなりの心構えを整理してみることに。若手 PdM 、将来そのキャリアを目指してる人の助けになればと!

本題に入る前に、カンタンに自己紹介を。自分は、大学 2 年までワードの箇条書きもできなかった(元) IT 弱者の旅好き引きこもり。大学 3 年から 2 年、受託開発の会社をやって営業から開発まで何でもしてました。受注してから勉強するスタイルで納期 / 営業を乗り越えるリスキーなタイプです。

メルペイに入ってからは、プロダクトオーナーだったり新規事業 PdM だったり色々経験させてもらってます。この前ボスに「kan くんも未来が見えるようになってきたね〜」とフィードバックをもらったので成長もしてそうです。意味はあまり分からなかったけど。

それでは本題の「ひよっこ PdM の心構え」に進みたいと思います。 7 つの項目に整理してまとめました。自分が強く意識していることをまとめているだけなので、網羅性・一般性は欠けてるかも。ちょっと偉そうな口調になってたらご愛嬌 ... 。温かい目で見守っていただければと。

【ひよっこ PdM 心構え まとめ】
① 結果を大切に
② 顧客を大切に
③ プロダクトを大切に
④ チームを大切に
⑤ 会社を大切に
⑥ 成長して恩返しを
⑦ よく笑う

ひよっこ PdM 心構え ① 結果を大切に
短期的に期待も信用もされてないのが、ぼくらひよっこ PdM 。地道に、結果で信頼を積み上げるのみです。お酒の席ではなく、日々の仕事で。視座を上げて、会社の課題も解決しちゃおう。誰もボールを拾わない、ぼくらでも解決できる課題も転がってるはずです。

ひよっこ PdM 心構え ② 顧客を大切に
ぼくらは誰よりも、顧客を大切にすべきだと思ってます。「顧客理解」はスキルや経験に左右されづらく、ベテラン PdM と差別化しやすいハズです。彼らは忙しく、顧客と話す時間がありません。ぼくらが脚を動かして、生の声を聞き、会社に布教していきましょう。

ひよっこ PdM 心構え ③ プロダクトを大切に
「開発・顧客・事業」の成功を助ける、より良いプロダクトのあり方を諦めず追い求めよう。周囲に自分の意見を投げかけ、ディスカッションをたくさんして考えの精度を高めていきましょう。色んなプロダクトを、仮説持って試すことが、第 1 歩だと思います。

ひよっこ PdM 心構え ④ チームを大切に
チームへの配慮を忘れずに。メンバーが前向きに仕事をして始めて、良いプロダクトができると思います。チームがあるから、良いプロダクトが作れる。結果、顧客体験も良くなる。成長しても同じですが、経験の無いぼくらは特に忘れてはいけないはずです。

ひよっこ PdM 心構え ⑤ 会社を大切に
ぼくらはひよっこですが会社の未来を作る一員です。会社的な課題にも目を向けて、解決できるとかっこいいですね。ちなみに、解決する価値ある課題探しは簡単です。優秀で忙しい社員に組織の課題を聞いてみましょう。特に、お酒の席だと色々話してくれるでしょう。

ひよっこ PdM 心構え ⑥ 成長して恩返しを
ひよっこ PdM はスキル不足を補うためにベテランの時間を頂きます。遠慮をしても仕方が無いので、たくさん頼りましょう!恩返しは成長で。組織とプロダクトを成功に導く PdM に育ち、わくわくする未来を皆に見せること程、先輩孝行なことは無いと思ってます。

ひよっこ PdM 心構え ⑦ よく笑う
笑顔で仕事をしてると物事が前向きに進む気がしてます。チームの雰囲気がよくなり、良いプロダクトと顧客体験に結びつくはずです。よく笑う自分のチームは、リリース前のギスギスが少ないとボスが驚いていました。ひよっこ PdM がいて奇跡だったなと感じています。

さいごに

自分が気づいた心構えを、 PdM を目指してる学生や、なんか悩んでる同世代に向けてまとめてみました。ベテランの方からすると、「お前が言うの?」って内容も多分に含まれてる気がしますが、ひよっこの生意気さとして寛大な心で受け止めていただけると嬉しいです。

ちなみに、数字が大きい順に重要だと自分は考えています。①〜⑤ に関しては、⑤ → ① の順番で組織ができ、情報が伝達されるので、自然かなと思っています。まぁ、組織にとらわれない働き方が叫ばれる昨今、⑤ の重要性は人によっては下がってそうですが ... ⑥・⑦ は個人的に大切なことです。

なお、このまとめでは SNS でシェアされることを期待して、全ての段落を 140 文字以内でまとめる実験をしてみました。140 文字で整理しつつ、全体感を壊さない文章にまとめたつもりです。「なるほど〜」と思った箇所をシュッと tweet してください。尻尾振って喜びます。

 twitter で全記事を投稿してみた結果は、こちらのスレを追ってみて下さい。どんな反応だろうか。

おしまい。

お酒と映画と読書が大好きで夜も眠れません。たくさん働きます。 プロダクトマネージャー ← 受託開発会社代表(コーディング/セールス/PM)。 fintech / プロダクト / 映画の呟きが多め。 ストーリーあるものが好き。