2023年10月11日 読書感想

全体的に読んだのが結構昔なので、今回の感想はだいぶ簡素。

リバー、流れないでよ

 ヨーロッパ企画原案。
 「3分ごとに記憶はそのままに時間が巻き戻る」というルールの下での、恋愛やらの話を……する!
 自分は学生演劇にもヨーロッパ企画にもそれほど詳しくはないけど、「結局は"いつもの"恋愛話かよ」と結構ガッカリした。


テルマエ・ロマエ

 この漫画、図書館で借りられるんだ。
 作中に出てきた劇のポスター、もしかすると美術館のポンペイ展で見たことがあるやつかもしれない。


乙女の美術史(日本編・世界編)

 世界編の途中で返却期限が来てしまったので、また借りて読みたい。(ただこれは一般的な美術史を学んでからでもいいかも。)


アンデッドガール・マーダーファルス

 同名の原作が推理アクション小説。
推理小説の宿命として会話劇の割合がとても大きいけど、それを退屈させない画作りがすごかった。

法学入門

 以下、引用ではなく部分的な要約。

法律の解釈には以下の6つの解釈がある。
「この公園で野球をしてはいけない」を例にとると、

文理解釈:(字義通りの解釈で問題がない場合の解釈)
拡大解釈:広義の野球(ソフトボールやキックベースボール)も禁止されている
縮小解釈:狭義の野球(硬式野球のみ)が禁止されている
反対解釈:たくさんあるスポーツの中でわざわざ野球のみが禁止されているということは、サッカーやゲートボールは許可されている
類推解釈:野球は一例で、実際にはボールを使う集団スポーツ全般が禁止されている
体系的解釈:他の条文で「この公園でキックベースボールや軟式野球をする場合、…」と書かれているので、この条文の"野球"は狭義の野球のみを指す

 こういう、一冊まるごと読んだ上でのピンポイントな感銘(「なるほど~!」)は、どんな形で共有するのがいいんだろう?
 感銘のハギレ市とかやってないかな。

様子のおかしいインテリア店

 最近一番面白く見てる動画かも。
 インテリアの基本を、ちゃんとした抽象度の言語化で話してくれる。


リップヴァンウィンクルの花嫁

 岩井俊二の映画。
"映画的"だな~って感じの美しさはあるけど、さすがに尺の配分がおかしくないか……? 勘違いした露悪趣味もちょっとだけ感じた。

リリイ・シュシュのすべて

 岩井俊二の映画。
 やっぱり尺と露悪が気になった。おれはあまり好きではないな……。

女児向け織り機の動画

 美術館で芭蕉布織物の展示を見て、「そういえば機織り機って、よくよく考えるとぜんぜん仕組みわからなくない?」とふと思ったので視聴した。
 女児向けオモチャ、めちゃくちゃわかりやすいぜ……!

 ジョン・ケイが発明したことでおなじみの(世界史一問一答集以上の知識がないことでおなじみの)、ジョン・ケイの飛び杼。具体的な仕組みは60%くらいしかわからなかったが……人力のどの部分が自動化されたのかはよくわかった。


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