2022年7月23日 第二種タブー
「誰であろうと人前で口にしない方がいい」のタブーとは別に、「特定の人は『これをタブー視しなくてもいい』と語ることが許される一方で、それ以外の人が同じことを口にするのは憚られて、周囲の人は慎重に『タブー視しなくていい』に同意することしか許されない」という状態があることに気づいた。
暫定的に第二種タブーと呼ぶことにする。
例えば女性の生理の話題は、女性が「これをタブー視するのはおかしい」と口にすることはできても、男性が同じことを口にするのは非常に難しい。男性にできるのは女性の顔色を伺いながら、慎重に同調することだけだ。
こうした状態(第二種タブー)を経ることで、タブーが非タブーの状態(つまり誰がどのように口にしても大丈夫な状態)になるのか、自分はけっこう懐疑的に思っている。生理の例でいえば、例えば女性の生理に欲情するおじさんを呼んできてその人をまともに扱ったりした方がタブーの非タブー化になるんじゃないか?とか。
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