2022年10月25日 読書簡易メモ

作業所に通いつつ、ぼちぼち読書もしたのになんも頭に残ってないぜ……!

水中考古学

 考古学気になってたから読んだけど、具体的・個別的な話ばかりで思ってたのとは違った。「考古学とは何か?」みたいな話を期待してたけど、どうやら後で調べたところ「考古学とは?」はだいたい一般人が思ってるようなやつで正解だった。個別論に興味がないと面白くないな~……。

知的障害と裁き

 責任について知りたかったから、法的観点での責任について触れられてそうなこの本を手に取った(「未必の故意」という単語は知ってるけど、正確な定義まではおぼつかないくらい)。

 この本は一つの事件を記者の立場から追ったもので、その事件に関しては責任能力ではなく訴訟能力が争点(……だと弁護人や記者は考えている)だった。
 よく言われる責任能力が「善悪を判断して、その判断のとおりに行動する能力」なのに対して、訴訟能力は「議論の中で攻撃・防御をする能力」。
「これを言うと余計に不利になる」とか「今自分は責められている」とかを判断する能力のことだ。

 特に語ることはないけど、読みやすかった。

アークナイツ(ソシャゲ)

「源石」と呼ばれる特殊な鉱石が、人々に恩恵と疫病をもたらす世界。

先民(エーシェンツ)と総称される人類たちは、天災の脅威を避けるため、源石を動力として動く移動都市を中心に暮らしを営んでいた。源石に接し続けることで感染する「鉱石病」は、死後に新たな感染源ともなるため人々から忌避されていた。

彼らを迫害と鉱石病から保護するため活動する主人公たち「ロドス」の前に、迫害を受け続けた感染者組織である「レユニオン」が新たな軍事勢力として産声を上げる…。

 動画でシナリオを第5章+戦場の逸話まで読んだ。
 中身は、だいたいファフナーみたいな感じ。大陸の人間が描く差別や戦争はやっぱり良質な味がするわい! ガハハハハ!!

 絶望的な世界観が魅力的で、シナリオやキャラクターが世界観に対して誠実なのがとても良い。このあたりは「素のスタッツが高い」みたいな感じ。

 自分はポケモンGO以外のいわゆるソシャゲを全くプレイしないので、メインシナリオとキャラクターボイスとサイドストーリーで構成される物語自体が結構目新しかった。ふつうの小説や漫画やアニメだと、基本的には物語は主人公の視点で時系列どおりに進んでいくので。

メインシナリオ
大局的な話をするところ。

キャラクターボイス
キャラクターの私生活を通して世界観を補完するところ。
シナリオのどの時点でも矛盾しない・ネタバレにならないことが重要。

サイドストーリー
メインシナリオやキャラクターの補完をするところ。

 自分は今までソシャゲシナリオには結構否定的だった(プレイヤブルキャラは絶対に死なない、戦闘を挟まないと会話が成立しないといった制約が大きいから)けど、群像劇のようなものだと思うとこれは新しくて面白い形式だったな……?

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