もしかすると自分は昔からエピソード記憶が弱いかもしれない（発達障害特性のひとつとしてあるらしい）。そのせいで私的な出来事への解像度が低くて、生活に楽しみを見いだせていない&ただ長いだけの時間として人生を嫌悪しているのかな……。

2021年9月17日　タグ付け

　「腐向け」「〇〇描写注意」みたいな警告・タグ付け・ゾーニングは間違いなく便利ではある一方で、世界には当たり前のようにそういったものが存在するし存在していいという当たり前が少しだけ損なわれてしまうような気がして、個人的には全肯定もできない。 　警告の対象になりがちな要素（なんといってもその筆頭は同性愛だ！）的にも、タグ付けという象徴的で視覚的なワーディング的にも、ひょっとすると幾原監督がネタにしそう。

2021年9月16日　自殺予防週間

　家族・友人・ホットライン・医者に相談して、通院と服薬を続けてもなお希死念慮が収まらなかった人に対して、どうやら"自殺予防"は打つ手がないのかもしれない。 　相談したときの反応も「これは私のエゴだけど、あなたに死なれるととても悲しい。だから死なないでほしい」という誠実さのラインに収束しがちで、希死念慮に理解のある相手であればあるほど、相談が単純な確認作業にしかならない現実がある。たぶん普遍的で絶対的なラインなんだと思う。 安全な社会では自殺でしか死ねない　最強の自殺予防は他

2021年9月13日　愚痴

　前に安楽死の制度化を求めてテロを起こすことの合理性について話したけれど、それと似たような話でいわゆる"無敵の人"の問題がある。 　無敵の人が犯罪（無差別殺人やテロリズムも含む）を実行に移さないのは、ほとんど彼らの良心や良識、加害への躊躇い、学習性の無気力や無力感のおかげだと私は思っているんだけど、そのことを考えるたびにとても決まりの悪い気持ちになる。 　社会が、政治家や資産家、武器を持った軍人みたいな強い立場にいる人のモラルに依存する分にはかなり仕方がない。人が集団で暮らす

2021年9月12日　おれはインテリが気に入らねぇ～～～～～！！

　「日本は科研費が足りない！」って悲鳴を聞くたびに、それだけの税金があれば一体どれだけのホームレスを救えるんだろう？　敢えてホームレスの救済ではなく研究に費やすべきだと言うのなら、せめて「役に立たない研究こそ価値がある」ではなく「きっといつか役に立ちます」くらい言うのが道義ではないか？　そんなことを思ってしまう。 　もちろんこれは科研費やホームレスに限った話ではなくて、高等教育や学問のために社会のリソースを費やすことが本当に正当化できるのか（せめて学者たちは正当化しようと真摯

【愚痴】 反差別もマジでわからん。「"男性"は性犯罪加害者かもしれないから、女性の安心安全のために空間から隔離しましょう」が看過されるならもう何やっても許される気がするし……。（これ女性だけでなく、男性も消極的に肯定してるのが難しいですよね。社会全体が差別に寛容じゃんってなる）

2021年9月10日　民主主義と自殺志願者

　医療法所自殺――いわゆる安楽死が法的にも倫理的にも制度的にも難しいことはド素人なりにわかるんだけど、よく考えると民主主義的にも非常に難しいことに気づけたのでメモ。 　安楽死を必要としている層の多くは、その精神的・社会的な弱さから社会運動を興したり参加したりすることが難しく、また選挙に立候補して議員になることも（他の人たちと比べれば遥かに）難しい。 　加えて、（死期の近い高齢者の意見がこれからも続く社会を左右するシルバー民主主義が批判されるのと同様に）この社会で長く生きてい

人権について学びたいんですけど、「今まで〇〇が権利として認められていたけど、冷静に考えると〇〇を保障するのは現実的に不可能なので、〇〇を人権から努力目標にでも格下げした方がいいのでは？」みたいな議論って可能ですか？

有料記事の基準は、ネットの知り合いになら読まれてもいいけど現実の知り合いにはあまり読まれたくないような趣味の話を有料にしようと思います。読んでためになるとかではなく、あくまで私のことを無駄に知りたい人向け。

2021年9月3日　安楽死させてくれ～～～！

　何度だって言うけど、「いじめや貧困や病気といった問題さえなければ、生きることは幸せで良いことのはずだ」って前提が嘘なんですよ。 　「人間は生物だから異性を好きになって子孫を残たいはずだ」と同じくらい荒唐無稽で、マイノリティを透明化して踏み躙ってる。 希死念慮持ちとテロリズムの親和性について　世の中には特に原因もないのに生きること自体をマイナスだと捉える人がいてもいいし、そういった人たちへの補償として医療幇助自殺、いわゆる安楽死は認められるべきだと思う。 　生きることはマイ