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みかんのみっちゃん農園 小澤さん 第一弾

家業イノベーター紹介④

今回紹介するのは、和歌山県有田郡有田川町でみかんのみっちゃん農園を営む小澤 光範さんです!

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プロフィール紹介

最初にみっちゃんこと小澤さんの簡単なプロフィールを紹介します👇

和歌山有田みかん・はっさく・レモンなど、年間を通じて、60品種もの柑橘を生産している江戸末期から伝承された6代目農家です。
みかんの加工品や全国の洋菓子店や飲食店とコラボし、販売しているケーキやゼリー、料理などの6次産業にも力を入れ、加工品開発やそれに繋がるパティシエや料理人などの6次産業に携わる仲間を集めて、新しい繋がりや価値を生み出す。また、次世代の食の価値を見出す料理人やパティシエの専門学校との育成カリキュラムとの連携も行う。最近は特に、フードロス問題にも取り組み実施中。
和歌山県有田川町を中心に地域振興を目指し、ビジョンとして、有田地域で、国内外の人達と地元の人達との交流人口を増やす。そして、地域産業、観光産業などを通して、有田地域の自立した地域経済の発展を目指し、未来の有田を創ることを目指す。
援農キャラバンみかん採りプロジェクトという団体が有田に携わっており、その一員として、みかん収穫シーズンなどの農作業繁忙期に、全国から農家を助けたい!という想いを持った人たちを援農者として、地元に呼び寄せる活動を実施。そして、新規就農者が就農へと繋がる架け橋となるよう、活動中。
全国テレビや関西テレビ、地元メディアや地元雑誌、ラジオなどにも度々出演。日々、みかんの生産技術・産業の発展と共に、地元有田の発信源を摸索中。

家業イノベーション・アイデアソン2020での活動紹介

家業イノベーション・アイデアソン vol.Ⅰ

小澤さんのグループはまず最初に3つの課題を共有。

① BtoCの販路の確立 ② フードロス問題 ③ 有田の地域活性化

そこから3回のアイデアソンでそれぞれの課題に対するアクションプランを考えました!vol.Ⅰでは①の "BtoCの販路の確立" についてアイデア出しをしました。さらに、同時に③の有田の地域活性化についても考えました!

小澤さん

対個人の販路をつくるためには、みかんを活用した製品やお菓子屋さんなどとのコラボ製品の開発、みかんに関連したイベントの企画、みかんやみっちゃん農園についての動画作成など、広く知ってもらうためのアクションが必要だと考えました。

そこでまずは、多くの方にみかんに興味をもってもらい、みっちゃん農園を知ってもらうことを目的としたYouTubeでの動画配信をアクションプランとしました!

家業イノベーション・アイデアソン vol.Ⅱ

vol.Ⅱでは②の "フードロス問題" についてアイデア出しをしました!

小澤さん

みっちゃん農園では毎年1トン以上の規格外みかんを収穫します。規格外と言っても食べられないわけではなく、傷がついていたりサイズが小さかったり一部痛んでいたりするだけで、廃棄してしまうのはもったいない…!そこで、今回この規格外みかんをどのように活用できるかについてみんなで考えました!

見た目に左右されないように調味料やジュースにするというアイデアや、食べるだけではなくエネルギーにしたり香りを楽しんだり栄養素を取り出してサプリメントにするなどの斬新なアイデアも!

みかん農家ではないからこそ柔軟に新しいアイデアを思いつくことができるのだと実感しました!

さまざまなアイデアが出た中で、規格外みかんの活用法の1つとして「実際に規格外みかんの酵素ジュースを作ってみて効果を実証すること」とフードロス問題について広く知ってもらうために「この規格外みかんの実情をSNSで発信すること」をアクションプランとしました!

家業イノベーション・アイデアソン vol.Ⅲ

今回は、3つの課題に取り組んでみて新たに出た "右腕が欲しい" という課題についてアイデア出しをしました!

小澤さん

いろいろチャレンジしたいことが増える中で、今の体制では限界があると感じた小澤さん。みかんを育て収穫し出荷するという作業がある中で、SNSの運用や新しい商品の開発などを行うのは難しい。そこで、小澤さんの想いに共感し一緒にチャレンジしていってくれる "右腕" を見つけたい!と感じたそうです。

そこでまずは、自分にとって何が大変で何を任せたいのか?どんな人と一緒に取り組んでいきたいのか?などをみんなで洗い出しました。そして、「自分の苦手を人に任せること」と「小澤さん自身の想いを発信し共感してくれる人を集めること」をアクションプランとしました!

小澤さんのグループでは、毎回課題を変えてさまざまな角度からみっちゃん農園の課題と向き合いました。最終的に、その想いに共感して一緒に歩んでいってくれる人が欲しいという課題にぶつかったことは、大きな前進でありとても前向きな課題だと感じました!

さて、第二弾では…

2020年9月から11月に全3回のアイデアソンを実施してから早半年。報告会に向けてオンラインでの取材を行い「アイデアソンを振り返って今にどうつながっているのか?」「今何に力を入れているのか?」など、小澤さんについて深掘りしていきます!お楽しみに!

Tsukuba Place Lab 中井 遥

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