亜空間濃度

血中に溶ろけていた記憶の音
轟いたは管に障わるこの空の下の光
身を許した大地で息着くには矮小な
誉まれ灯集めていた日々も儚げの中に

離してしまった  見逃してしまった
憐れな子と喪する己の陰り手
ひとつの空を見上げて人は散らけて
辿る線行に軋んだ螺子重なず弛む

光に見えてしまう陰に
笑みが在って(顔が違うもの)  
時間は其れを(歯車は違うもの)
辿るだけにしか過ぎないのか

偽りの笑顔に怒り触れ 声を荒げた
溢れた感情のまま 其のままを荒げた
仕舞っていた箱から飛び出した全て
何処かへ行ってしまった散り散りの日

そんな魂なんかよりも物理的な
俺達の体が本当を示すのなら
機械的に時計を追うだけで構わない
そいつらの祭が花火をあげやがる
何がしたいのか理解できなかった

普段隠すなら 今日は何を言いたい
日常に求めるこそ今日があるんじゃないか
走り駆ける走馬は疑い 嫌い 箱をつついた

優しさが無知にみえる
幾つもある其れを覚え組み立てる
此れは優しさだ だれのだ
型どっただけの其れは今をしらない
観ていないのか今此処を
有るべきと教えられれば優しさか
絶対にちげえと体に渦めいていく

終わりの始まりをまた観ないとならん
のか、勘弁してくれ。


誰もが日記を書いたりして、其れだけで生活を 出来る未来を考えたりしちゃいます、そんな皆 さんに優しい世界であったなら嬉しい。