「魔獣の塔」Tower of Monsters
冴えない人生だった。
そんな私に思いがけないチャンスが巡ってきた。
魔
獣
の
塔
塔の最上階まで行けば、この世の贅を極めたとされる豪華なディナーが食べられるというツアーに、無料で参加できたのだ。
怪しいのでは?と親には止められたが、人生そんな神様の間違いが一度くらいあったったていい。そう思った俺は引き止める親の手をふりはらい、グルメツアーに参加した。
何階あるのだろう・・・。わからないくらい巨大な塔が目の前にあるというのに、俺のこころはもうご馳走のことで頭がいっぱいだった。
だから、ツアーコンダクターが「このツアーは中止だ」といっても、聞く耳を持たなかった。
とにかく、塔の最上階を目指すんだ。
そう思っていた俺の心をあざ笑うかのように、おかしな出来事がふりかかってきた。
いったい何が起きているんだ・・・!?
さすがの俺でも、おかしいと思い始めてきている。
そんなに俺に、ご馳走を食べさせたくないのか!
ホラー映画だってこんなベタな妨害、いまどき無いぞ。
俺には帰るところがあるんだ。
振り払ってきた親に、「最高のご馳走だったぜ」って言い返してやるんだ。いやむしろ一緒に来て一緒に食べてほしかった。
こんなダメ息子でも、塔の最上階まで行って、出来るっていうところを見せてやりたかった。
俺には帰るところがあるんだぁーーーーー!
こんなところで、くたばるわけにはいかないんだよ(腹も減ったし)。
もう、何が出てきても驚きゃしねえぜ。
怪物だろうと、悪魔だろうと、振り払って前に進んでやる。
ふう・・・、俺ももう限界だ。
あともう少しだ、ようやく塔の最上階だ。
このドアの向こうか・・・。
最大8人まで同時プレイ可能!パニックホラーアドベンチャーゲーム
魔獣の塔~Tower of Monsters
英語版 7554-9439-2183
日本語版 8388-6089-7735
衝撃の結末に、9.6万人がこう言った。
「・・・え!? 作者狂ってる・・・」
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制作者 KAGUA !
この記事は吉田喜彦個人が書いています。