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JCG Shadowverse Open 19th Season Vol.4 10月8日 2Pick大会 優勝記事~DOC期VとWの戦い方~

はじめに

こんにちは、kagipokeです。

10月8日に行われたDOC期初のJCG 2Pick大会で優勝できたので、記録と反省のため記事を書きます。

これからJCGの2Pick大会はたくさん開催されますし、ローテーションの通常JCGと違って賞金が出ます。(優勝5万円、準優勝3万円、3位タイ1万円)

現在RAGE当日でローテーションが盛り上がってますが、RAGE終わった後ローテあまりやらないよ、2Pickやってみたいよという人は参考にしていただけると幸いです。

結果総括

8勝0敗 優勝

使用リーダー:V V V W V W V W

対面リーダー:Nc Nm B V Nm V V

筆者のリーダー順位:V > W Nm R > D B > E Nc

(上位2リーダーだけとれたので、ここだけ見てもかなり運がいいです)

環境認識・取り組み方

環境始まってから初めてのJCGで、プロリーグもまだ、落ちている情報が少ないと思っていました。

そんな中で、様々なシーンで2Pickの解説をされているソーさんが記事をまとめてくださっていました。感謝。

前期2Pickレートで実績を残されているかりんぶりんさん

レート上位常連で強豪プロチームSHGの2Pickerかゆさん

をはじめとした方々がほぼ毎日記事を書いて情報や感想を落としてくださっていました。自分でプレイしたり配信を見る時間がとれないときもそれを見て情報収集していました。

その中でも特に参考になったのが、今期最速チャレマスをとったうすくないさんの記事でした。

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このようにお気に入りバーに入れて、時間があるときに何度も読んでいました。

記事中では上位4リーダー(R V W Nm)の各レアリティ上位3カードが紹介されていますが、その解説の濃度が高く、各クラスのピックの方向性が伝わってきて参考になるものばかりでした。

2Pickに自信のない方、経験の浅い方は全カードの評価を知りたい!と思う方も多いと思いますし、そういう記事があれば需要はかなり高いと思いますが、周りの環境理解が進んでいない時点で、プレイスタイルが異なる万人向けの精度の高い点数表をつくるのはとても難しいと思っています。強いカード弱いカードをざっくり認識して、アウトプット(実戦)の過程でデッキの組み方や方向性、とるべき戦略パターンなどを身に着けていくのがおすすめです。

VとWの戦い方

これら2クラスの一番太い勝ち筋は、強い金虹やパワーのある低レア群を押し付ける、押し付けられるよう周りのカードで固めるということです。

Vはダークエンペラー、ユリアス、シスといった金虹や、ハレゼナ、イビルウルフといったカードが勝ちを決定づけるパワーを持っています。

Wにはイザベル、アン、キマイラマイスターといったこちらもゲームを決める力のある最強格のフィニッシャーが金虹にいます。

まずはそこを目標にPickして、とれたらその他のカードはそこまでの補助(除去や回復、ドローといったリソース回復)を重視するのがいいと思います。

ただ、毎回フィニッシャーが手に入るわけではないので、その場合には相手から強力フィニッシャーが飛んでこないことを祈りつつ、リソース勝負していくことになります。Vは回復量の多さ(特に狂乱、復讐に入ると)や低レア高コストカードにパワーの高いカードがあるので、その点ではフィニッシャー不在のロングゲームを制しやすいといってもいいかもしれません。ドローカードをしっかり確保することが大事になってきます。

Wはそのような展開になると土周りでリソースは持つものの、決めきれずにしんどいイメージがあり、NmやRのほうが安定感は上かなと思っています。

1試合目(V-Nc)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:ハレゼナを通すか、6,7,8コスのカードを使いつつイビルウルフやグラトニーの面の強さを押し付けたい。防御力は高いが金虹のフィニッシュ力が弱く、相手からフィニッシャー(ダークエンペラー、イザベル、アン、メイシア等)が飛んでくると正直しんどい。

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結果:ハレゼナが通って勝ち

2試合目(V-Nm)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:イビルウルフを通すか、狂乱に入って大悪鬼押し付けるか、方舟で強い面作るかロングゲームするか。1試合目よりも全体的なデッキの仕上がりとしてはいいが、ハレゼナがないのが残念。

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マスターコックとスカルの相性が良かった。

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ディテクティブガールでしっかり面を処理。もちろん4/4も面処理に向かいました。

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イビル安着

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シップ投げられて顔詰められる

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鉄球のオーガできれいに処理。ここ顔進化の択もあったかなとも思いました。(メイシアより先に決めたいため)肉球を考えてやめました。

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ギガファク置かれて処理される

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ここでイビル顔進化して方舟大悪鬼(非狂乱)で盤面作る

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相手が進化権温存してくれて勝ち。メイシアをギガスのドローで引いたかデッキにまだあるかで助かりました。

3試合目(V-B)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:ダークエンペラー2,スカーレット2で「これこれ」といった感じでかなり嬉しい。除去やリソースもとれているので序中盤をなんとかしのいで金虹2種につなげたい。

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相手に強力な面を作られるも語らい銀矢銀矢で処理

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フレイルプリーストが刺さってしまい隼顔進化でスカーレットケアされる形に。フレイルプリーストがまた刺さってしまうが次のダークエンペラーにかける形でスタッツの高い隼を進化上ふみ

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ダークエンペラーを投げて消滅(破邪の光、浄化の鉄槌、アブディエル、ヤテラントゥ)避けて勝ち。ビショップは比較的ダークエンペラーの処理がしやすいリーダーだとおもっているため飛んでこなくてラッキーだった。(飛んで来たらまたゴスペルエンジェルなどから立て直す予定だった。)

4試合目(W-V)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:アン2イザベル1と金虹かなり上振れかつ複製3なのでこのあたりをマリガンでしっかり狙いに行く。にやけ顔が止まらないデッキだった。

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初手からイザベルと混ぜ先もあっていい感じのスタート

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かなり迷ったし多分よくなかったところ。複製を温存してイザベルかアンに打ちたいと思い、そうするとデッキが減らなくて博学の3点出るのが後になるから博学混ぜてドローしようという思考だった。

ただここで複製を打てば次のデッキ20枚になるので博学3点で除去ができるようになるしデッキも掘れる、複製は現時点でデッキにもう2枚あるしイザベルとアン1枚ずつあればもういらない説まである。

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横に広げられ盤面と顔へのプレッシャーがかなり大きい。紅蓮とアリステラ使って最大限の処理をする。

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盤面処理しきれないけど腹をくくってイザベル複製。ユニオンマジック1枚目はアルティメット加えられない形で使うかもと思った。

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探偵2枚を進化前で置くムーブ(アルティメットマジックを誘うプレイ?)とマーヴェラトップに助けられた。ユニオンマジック打つ択も考えたが進化権大丈夫そうなのでマーヴェラ進化した。

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満を持してアン複製。回復がありがたい。

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やれること多くて結構難しかった。3点×2とかの直接打点で負けたくないので回復はしたい。守護もできるだけ貼っておきたい。復讐には入れたくないでアン、ミリカと動き大英霊とミリカに軌跡、大英霊で相打ちして回復し、イクシード2枚抱えて打ち先も自陣に残し、回復しつつユニオンマジック空打ちする動きを取りました。アンは顔にはいかず15点キープ。もっといい択ありそうです。

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リーサルとられず、イクシードのうち先も残って勝ち。

5試合目(V-W)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:ナテラの未来はオバヒの隣だったのでデッキの底に埋まっててくれ!といいながら取りました。イビル2、霹靂2とブロンズシルバーがいい感じで、金虹もかなり強い。狂乱も期待できそう。

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対ウィッチにおいてイビルウルフはエンハ7が重要な役割を持つのですが、複数面処理できるカードが霹靂まで見えておらず、後攻でテンポ負けするのが嫌だったのでイビルを投げました。

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グレア複製されて顔が厳しい。霹靂は出したいけど進化まですると手札が溢れてしまう。狂乱まで入れば回復量がすさまじくデッキボトムまで勝負できるとおもっているため、盤面当てて進化せずエンド

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ここがターニングポイントになったと思う。2枚目のグレアが控えているなか4ダメージは決して軽くはないが、こちらのターン開始時なので2回の自傷をもらうことにより狂乱に一気に近づくことができた。

この仕様の注意点は先に紹介したソーさん自身の記事でも紹介されていた。

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スムーズな面処理を考えるとスカーレットかマーヴェラで、手札に復讐関連カードがないのでAOE範囲が広いスカーレットを残しておくべきだと思ったが、なぜかスカーレットを投げていた。(多分マーヴェラが見えてなかった。)

後付けで言い訳を探すならエンハンス外して4コストでAOEとして使うことを考えていた、となるが基本的にAOEライン高い方を温存したいので概ねミスだといえる。

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グレア進化フェイタルフェイタルで顔が2点に。かなりピンチ。ここも択が多くかなり難しかった。一番回復量が大きいのは狂爪の悪魔進化+何かだが相打ちになってしまうのとコストのくっつきがいまいちだったので霹靂スコーピオンと動いた。

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オーディン複製をされる。顔への殺意が半端ない。狂爪煉獄で最大限回復した。

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スレイプニルにオーディンがのってシャンデリアで顔進化。色々すごかったがデモンディーヴァで狂乱に入って悪魔の令嬢で面処理しつつ計5回復6ダメージ。ここまでくるとローテ狂乱ヴァンパイア並みのダメージレース力であった。

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最後は蝙蝠で〆。体力ギリギリからの逆転でヴァンパイアの真骨頂を実現できた。

6試合目(W-Nm)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:キマイラマイスター2でいい感じ。土周りでもいい動きができそうなのでそちらも期待したい。

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開幕いいハンドなので全キープ

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ここもエンジェルメロディからエルモートできれいにオートマタとれて気持ちよかった。

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なんだかんだいってメカニックに返されるが炸裂を守護裏に隠して次に備える。

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1枚目のキマイラマイスター

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相手からは2枚目のスピネ。かなりしぶとく戦われてこちらのハンドが芳しくないため厳しい。

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ドローからリス、博学、錬成とつながり顔に16点叩き込み、出来るだけ早く決めたい構えを見せる。

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モノリスクリエイターにきれいにかえされてしまう。画像60

ただこちらには2枚目のキマイラマイスターがいたため、再展開。

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その後も決意からのガジェットユーザー、宿願の二刀などでかなり面処理されるが、物量差で押し切って勝ち。リソースがギリギリの中で終始攻め続ける必要があり、対面の処理能力も高く、かなりカロリーの高いゲームだった。

7試合目(V-V)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:ダークエンペラーが2枚、ハレゼナとイビルも1枚ずつとかなりいいデッキ。ダークジェネラル2などノイズが入っているのとリソース面が不安なので、ダークエンペラーで早期決着を目指したい。

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相手の3パスでダークジェネラルが置けて助かった。

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ただ盤面空で返されてこちらも5パスすることに

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ダークエンペラー進化置き。ミラーにおいてスコーピオン進化などで取られることはあるがそのほかのヴァンパイアに多い攻撃力5~6のラインのフォロワーにとられにくいため自動進化しない場合でも手動で進化するようにしている。

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方舟から鉄球のオーガ。これではダークエンペラーは取られない。ここでスコーピオンが出てきたらかなり嫌だった。鉄球のオーガもスコーピオンもブロンズの中で評価の高いカードだが、方舟があるときはスコーピオンが出るようになると嬉しい。まどわしの魔狼など他の7コストのカードもあるので、今期の方舟(復讐時)はかなり難しいカードなのかもしれない。

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この後ダークエンペラー2枚目を引きこちらも進化置き。

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方舟方舟で体力1のほうを処理されるが1体は残り勝ち。

8試合目(W-V)のデッキと感想

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デッキができたときの感想:グレア1、フォリア1、キマイラマイスター2と金虹は申し分ない。10点が十分狙えるグリームニルもあり、ロングゲームの中で盤面押し勝ちかバーストダメージで勝ちを狙っていきたい。土のバランスもいい感じ。霊薬の調合がノイズだがグレアかマジカルキャット、オイゲンとくっついたら嬉しい。

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前のターンにカウンターマジックをデコレーションデビルに打ったのが咎められそうな形になってしまった。ここは炸裂の魔女を置いて次のクレイソーサラー進化につなげたい。あわよくば当たってもらってバリアをはがしたい。

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20種類以上デモニックハンターに簡単にとられてしまい大ピンチに。クレイソーサラー進化でエクステをハレゼナに打ちとりあえずバリアをはがす。

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その後2枚目のクレイソーサラーとフォリアが駆けつけてくれた。これで耐えられそう。

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方舟ダークエンペラーで再び大ピンチに。8ppのこの動き本当に強い。アリステラ+フォリアで方舟だけ処理。ダークエンペラーは次になんとかしたい。

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真狼で簡単に突破され頭を抱える。

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このターンのダークエンペラーの突破自体は不可だが、叡智、紅蓮の凍結、マジカルキャット、霊薬の調合という動きで体力を回復ながらダークエンペラーを無力化し、次のターンに倒す準備をした。画像80

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マナリアシャンデリアを先に出して進化させた方が面は強くなるが、打ち先に制限があるグランドブレイクを打った。天外の片鱗まで打ったのは完全にミスでモンスターブックの対象スペルがなくなってしまった。

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語らいオーガで処理されて前のターンにもできたシャンデリア+マイスターをした。

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押し切って勝ち。

おわりに

画像含めつらつらと書いてきましたが、総じて運がよく3回目のJCG優勝を果たすことができました。振り返ることで幾つものミスに気づけたので、今後の成長につなげていきたいなと思いました。NmとRの理解度はまだ低く、特にRは世論よりも低く評価しているところがあるので研究していきたいです。

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