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読書感想文:有害無罪玩具

買ったのは半年ほど前だったが先ほど読了した。
絶対に面白いとわかっている作品を数か月から長いときは数年「寝かす」ことがあるが、これはちょうど寝かす期間がハマり、自身の環境の変化も相まって非常に良い読後感である。
作者が描いたヤマビトの話を昔どこかのインターネットで読んだことがあったので、あぁこの人だったのかと途中で納得した。

この作者のお話は良くも悪くも現実をうまく曖昧にさせてくれる。
ありえるようでありえなくて、説明できるようでできなくて、SF的でありながら科学的ではなくて、そんな不定形な可笑しさが楽しい。

多かれ少なかれ作品は読む人のパーソナリティに寄ってその人の目に映る姿が変わるが、この人の作品はその要素が強い。
それでも感想を表明すること、またはしないことに、人の面白さが出ると思うのだが、ここまで書いていて感想を書く気が失せてしまった。

だからおわり。
またいつか。


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