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匠とは、美の追求
1人1人の小さな取り組みが、やがて社会を照らす光になるように…
エコー検査を通じて、各々の小さな燈火(願いや思い)を大きく成長させるコミュニティ『L-US-TOWN』です。
さて、超音波検査をする上で、初心者が忘れがち、基本的すぎて教えてくれないけれど大切なところ、STCとかTGCについてです。
ざっくり言うと、超音波のビームの信号のばらつきを微調整してくれる優れもの。
超音波検査は、検査をする人の情熱と、技と経験、同じ人であっても患者さんの病態などによって、全く別人のように見えてしまうことがあります。
最近の機械には、オートで様々な条件を調整してくれるものがありますが、条件が悪い画像も、こうしたつまみを使うことで、見やすい画像を撮影することができます。
最初にゲインを調整したら、ぜひ、この機能も使ってみてほしいです。
早速、どのように変化するかをみていきましょう♪
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中心あたりで、ゲインを調整するのがおすすめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1651211694091-VxJct1VXLl.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651211752506-heWSiu3zkV.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651211851143-6MDz3ahtIx.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1651211925518-ZnDLm4RMaE.png?width=1200)
このように、調整をすることで、臓器の見え方が変わることがわかってもらえたでしょうか。
通常は、こんな極端なつまみの設定はしないのですが、必要に応じてつまみを調整して、目的のものが見えるようにはっきりと認識できるように、ベテランの先輩方は記録をしています。
ただ、あくまでも病気の特徴をわかるような形で残すことが大切で、脂肪肝は、肝腎コントラスト(肝臓と腎臓の輝度の違いを見る)が有名ですが、深部減衰(脂肪があると超音波が減衰しやすい)も一つの所見なので、調整して消しすぎないことも大切です。
![](https://assets.st-note.com/img/1651212943034-6PAJrExBbZ.jpg?width=1200)
私も毎日、綺麗な画像が残せているかを確認するように、撮る場所を少しずらしたり、見る場所を変えてみたり、呼吸を調整したり、画質を調整したりしています。最初は、綺麗に記録する先輩の写真を参考に、画質を合わせるのが良いと思います。
慣れるまで右手でプローブの固定をしていても、左手で機械の調整をすると右手がずれるため、初心者にはややハードルが高いかもしれませんね。
日々是精進、一緒に美しさを追求しましょう。
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