KISSの原則と、問題は社会的な原因かもについて

面白かった2つ

上のスライドを見ててすごく勉強になるな、と思いながら、途中にある知らない言葉をググってましたら、「KISSの原則」というのがありまして。

KISSの原則とは

この言葉は、一般には Keep it simple, stupid.(シンプルにしておけ!この間抜け) と解釈されるが、ジョンソン自身は間に「simple」と「stupid」の間に句読点のないKeep it simple stupid.(シンプルで愚鈍にする)

と書いていた。

この原則の実例として次のような逸話がある。ジョンソンが設計チームに一握りの工具を手渡して、平凡な整備員が戦闘状況で、この工具だけを使って修理ができるようなジェット戦闘機を開発しろと課題を出したのである。

この原則の起源と思われる似た概念がいくつかある。例えば、「オッカムの剃刀」、アルベルト・アインシュタインの「何事もできるだけ単純な方がいい。ただし、単純にしすぎてはならない」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「単純であることは究極の洗練だ」の言葉、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「完璧とは、これ以上加えられないときではなく、これ以上削りとれないときに達成されるようだ」などである。

コーリン・チャップマン(ロータスの創業者)は、設計者たちに「単純かつ軽量にしろ」と要求した。

多くの偉業を成し遂げた人間が言う、とにかくシンプルにすること、頭では理解していたが、KISSの原則というのかーと。

本質的なことは大抵シンプルだし、シンプルじゃないならそれはまだ整理しきれていない。

問題の原因は技術ではなく、社会的な要因の場合がある

それこそ、このスライドの本質ではないのですが、前半部分のこの示唆的内容は首取れそうなほど頷きました。

僕の親父の町工場は15年前のWindowsと、FAXを有線でなんとかしてるが、これは技術的な理由でアップデートしないわけではない。
疑問に思わないのだ。自分たちの世界では、それがスタンダードで。


同じように対人関係、伝統、個人的なやる気、いろんな理由で正当な判断が下さないことはある。前の先輩の「今の問題のほとんどは、コミュニケーション不足」と言ったのが思い出される。

一方で、自分たちがそうして社会的要因に注目しながら、課題を解決している「つもり」でも、やはり核心的な課題解決には技術が必要である。

感想としては、技術で解決するこの核心にたどり着くために、周りの社会的課題を剥がしていく必要があるのだと感じた。

データ保存は紙ではなくクラウドにしましょう!と言っても効果はないから、まず信頼関係を得て、なんでそうしてるかを聞いて、社会的課題を乗り越えなければ核心が見えてこない的な。

先日、自宅の猫の首輪がボロボロになっていることに気づきました。サポートしていただいたら、猫の首輪にして、noteに投稿します。